礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第37回
お互いさまのマナー その2

人生、幸せに過ごしたい。。。
幸せの基準は一人ひとり異なるものでしょう。
出世することがあなたの人生における
ひとつの幸せかもしれませんね。
出世をする人は、人とコミュニケーションをとることが必須です。
そのコミュニケーションのとり方に
マナーがあるか否かがポイントとなるのです。

ただし、そのポイントも、本に書いてある形式だけを実行しても、
相手の心には響きません。
たとえば、敬語をしらない人が勉強をして、
その言葉を実際に使ってみる行動力は素晴らしいことです。
そして、「なぜこのような言葉を用いるのか?」
その理由が気持ちからくるものであれば、
あなたの伝えたいことは必ず伝わります。
しかし、まずは形式を、、、
という気持ちから言葉を伝える人からは『気持ち』が伝わらず、
相手から一目おいてもらえませんし、
その人は残念ながら本物、一流とは言いがたいです。

私は仕事を通してさまざまな人と接しています。
実は、以前は仕事における人間関係で
些細なトラブルがおきることが頻繁でした。
しかし、ここ2、3年は、トラブルが起きることなく、
おつきあいする会社や人たちとの関係は、
実にシンプルで時間を要することもなく、心地よいものです。

『類は友』という言葉がありますが、
さまざまな人と知り合う中で、
最終的に一緒に仕事の出来る人は、
互いのマナー力のレベルが同レベル同士です。
また、今は同レベルでも、一方がさらに自分を磨き、
レベルを高めたら、相手も同じように高まっていかないと
その関係も終わりがきます。
これは、経営者と従業員、取引先と自社の関係も同様でしょう。

これは仕事に限らず、日常の人間関係にもいえることです。
だからこそ「互いを高め合える関係」が善しとされ、
私も個人的にそのような人とおつきあいしたいと思います。
人間は日々、学習し、成長すべきです。
その能力を与えられているのですから。。。

人として、自分を省みず、他人のあら探しばかりをし、
批評批判するような人に幸せも出世もありません。
私の母校である大妻女子大学のモットーは『恥を知れ』です。

私はこの18歳でこのモットーと出会い、
その後の生き方に大きなプラスの影響を与えてもらいました。
幼少や学生時代の生き方が
その後の人生に影響することが多々あります。
未来を築く現代の子ども、若者のためにも、
私たち大人がまず、マナーを実践し、
そして、真のマナー教育が必須であると
しみじみと思う今日この頃です。

本日の宿題

あなたの人生におけるモットーは何ですか?


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