礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第38回
お互いさまのマナー その3

『西出さんに聞いてみよう!』が開設されました。
早速、投稿をいただきましたので、
記念すべき第1番目の方のご質問に対してお応えいたします。

第34回でお話をしました、
店内で大きな声で話をしていたカップルたちがいた
場所についてのご質問でした。
その場所は、
となりとの席の間が15センチくらいのコーヒーショップです。
コーヒーショップでは、もちろん、
会話をなさる方もいらっしゃると思いますが、
静かにひとりで本を読んでいる方もいらっしゃるでしょう。
どんなに会話をして良い場所であっても、
そのシチュエーションに応じた対応ができるのがマナー人です。

一方、赤ちゃんは突然泣き出したり、
幼いお子さんたちは、ところかまわず大きな声を出したり、
騒いだりすることもあります。
幼少のお子さんがいらっしゃるご家庭では、
お子さまと一緒に入れるお店がない、
とご苦労なさっているとよく耳にします。
赤ちゃんや小さなお子さんたちは、泣いて騒いで当然です。
このような場合は、周囲の人たちの寛容な気持ちが大切でしょう。

先日、電車に乗っていたら、赤ちゃんが突然泣き出しました。
乗車している他のお客さんたちは、
赤ちゃんをみたり、その赤ちゃんの親をみたり。。。
車中の空気が不穏なムードになってきました。
中でも、赤ちゃんのとなりに座っていたおじさんが、
となりの赤ちゃんにわざと当たるように
新聞紙を広げて読み始めたのです。

私は“ヒドいっ!”と思いました。
赤ちゃんを抱っこしているお母さんは嫌そうな表情に。。。
しかし、何も言えない様子。
赤ちゃんは相変わらず泣いています。
おじさんの嫌がらせはますますエスカレート。
さすがのお母さんもその新聞紙を手ではらいました。
すると、おじさんは横を向き、そのお母さんを睨みつけ、
さらに手を横に広げて新聞紙を赤ちゃんの方に。。。

次回へつづく

本日の宿題

皆さんは今号の電車での状況をどのように感じますか?


←前回記事へ 2009年1月29日(木) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ