礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第58回
今どきの若者言葉

★編集部よりお知らせ
3月14日付、日経新聞のプラス1のコーナーにて、
西出博子さんが、時間管理について、
コメント、アドバイスをしています。

私は仕事柄、言葉づかいに敏感です。
中でも、近年“アルバイト言葉”と言われている言葉は、
誰もが普通に使用しているため、
間違っている言葉づかいだとわかっていても、
癖でついつい使用してしまうようです。

問題となっている“アルバイト言葉”をご紹介しましょう。

1.よろしかったでしょうか? →(正)よろしいでしょうか?
2.こちら、おつりになります →(正)こちらおつりでございます
3.佐藤の方からご説明します →(正)佐藤からご説明申し上げます

1は、時々テレビなどでも取り上げられており、
賛否両論になってはいますが、
現在は過去形の「よろしかったでしょうか」ではなく
「よろしいでしょうか」が正しい言葉づかいです。

ただし、もしかすると、
今後「よろしかったでしょうか」が
言葉づかいとして正しいと認定されるときが来るかもしれません。
時代の流れと共に、言葉も変化していく可能性はあります。
しかし、この言葉を聞いて
“不快”に思う方が多数いらっしゃいます。
意識をして、正すようにいたしましょう。

2は、完全なる間違いです。
「おつりでございます」と正しい言葉を使いましょう。

3の「〜の方」というのも、
皆さん癖のように使用なさっています。
「〜の方」という言い方は、
何かと何かを比べるときに使用する言葉で、
確かに比較対象物があるように思いますが、
いらぬ「〜の方」は使用しないで、
スッキリとした文章で
コミュニケーションをとってまいりましょう。

本日の宿題

周囲の人たちがこれらの言葉を使用したら、
マナーのある会話術を用いて、
“言葉の花束”(注意をして)を差しあげましょう。


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2009年3月17日(火

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