礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第59回
「ホント!」と「なので」

人とコミュニケーションをとるときに、
相手を不快にさせたり、傷つけたりする要素は、
言葉と表情が大きなウエイトを占めています。

礼儀正しい人というのは、
相手を思いやる気持ちを形(言葉や態度、行動)で表現します。

従って、言葉づかいを大変重んじます。

近年のコミュニケーションで注意すべき言葉づかいとして、
前回もお伝えいたしましたが、
その他に気になる、注意すべき言葉づかいをお伝えします。

1.「ホントですか!?!」

何かいうとその返答の第一声が
「ホントですか!?!」と切り返す。

 (例) 上司 「この請求書の金額、間違ってるよ」
     部下 「ホントですか!」

何かを言われてそれに対して
「ホントですか」という傾向があります。

ご本人は深い意味はないのでしょうが、
言われた側は「オレが嘘を言っているとでも!」
と内心ムッとします。

もちろん、相手の話に対して驚いたときの「ホントですか!」は、
その意味合いが異なり、問題にはなりません。

2.「、、、なので」

会話の最後を「なので」で止めると、
相手は「だから何?」と思ってしまいます。

 (例) お客様 「明日は何時から開店していますか?」
     店員  「明日はお休みなので、、、」

この場合、なぜ、相手が不快に思うのかというと、
手抜きをされていると思うのです。

「明日はお休みですので、
明後日ご来店下さいますでしょうか?」
とお休みであるということを伝えたあとに、
相手の要望に限りなく近い代替案をお伝えする。

相手の気持ちを思いやった言葉づかいを、
互いに日頃から意識してまいりましょう。


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2009年3月19日(木

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