礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第67回
第一印象アップ講座2 <身だしなみ編>

春は新たな気持ちで仕事や生活をスタートする気持ちになります。
引っ越しや異動などがなくても、
髪型や服装で今までの自分を
ブラッシュアップさせることが可能です。

マナーの基本5原則の中の身だしなみ。
阪急電鉄の創始者である小林一三さんの
有名なエピソードがあります。

小林さんは、毎朝、社員の誰よりも早く出勤し、
会社の玄関で出勤してくる
社員の身だしなみをチェックしていたそうです。

そして、頭のてっぺんから、靴まで、
完ぺきな身だしなみで出勤してきた社員を、
「○○さんは、本日の仕事の半分は終えたも当然」
と高く評価をしていたそうです。
これを『身支度仕事半分』とおっしゃっていました。

朝からきちんとした身だしなみを行うには、
その分、余裕をもって起床し、
余裕をもった準備時間が必要です。
早起きをすることも、
マナーの基本5原則に関係してまいりますね。

さて、今回はビジネスシーンにおける
髪型や服装についてお話します。
男性と女性のポイントを下記のとおり示してみました。

男性
・ 頭髪は前髪は短く、耳、襟足にかからないように散髪をする。
・ 整髪は、流行りの髪の毛を立てるスタイルなどにはしない。
・ 肩にフケなどついていないか?
・ ワイシャツは、新人の頃は白が基本。
・ スーツはストライプの入っていないノーマルなタイプを。
・ しわや、袖、襟などの内側の汚れを確認し、清潔なものを着用。
・ ズボンと靴下と靴の色を統一させる。

女性
・ 前髪は目にかからないように。
・ 肩よりも長い髪の毛の人は、通勤時を含んだ仕事中はまとめる。
・ スカートの丈は、椅子に座ったときに、膝が隠れる長さ。
・ ヒップハングのパンツスタイルを着用の際は、
 背中から腰などが見えないように注意をする。
・ ストッキングはナチュラルベージュ。
・ メイクもナチュラルに。
・ 香水は控えましょう。ハンカチや下着にひと振りする程度に。

身だしなみは、あなたの第一印象を決定づける要素です。
相手目線で、人からどのように評価をされるのか、
という相手の立場にたった、マナーを身につけましょう。

 

※編集部よりお知らせ

西出博子さんの最新刊『あなたを変える美しい振る舞い
(ワニブックス)より、4月9日発売いたします。

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2009年4月9日(木

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