|  第78回人生の成功は、基本にあり!
 前号で、私は“人”に対する環境つくりという言葉をお伝えしました。
 そうなのです。我々の環境というのは、
 “対人関係”“人間関係”の環境が心地よく整っていることも、
 良い環境に身をおいている、ということに繋がります。
 良い“人環境”というのは、本連載で何度もお伝えをしている“マナー”が基本です。
 人に与える印象は、表情・態度で決まることもあれば、挨拶の仕方や声のトーンでその感じの善し悪しを評価されます。
 また、身だしなみも重要です。自分で善かれと思って着た服装が、
 他人の視点から見るとどう思われるのか?
 という点を意識して選ぶ必要があります。
 さらに、言葉づかいも良い環境つくりには欠かせません。
 先日、大学院生の学生さんが、就職面接のために、私のマナーサロンにお越し下さいました。
 筆記試験ではどこも合格をするのに、
 面接で内定をいただけない、
 という理由で受講下さいました。
 普通にお話をしているときは、何も問題を感じませんでした。ところが、いざ、模擬面接を行うと
 彼の問題点がどんどんでてきました。
 一番は、表情です。もともと真面目な方です。
 しかし、普通に会話をしているときは、
 大変笑顔も可愛らしく、
 一緒に仕事をしたいと相手に思ってもらえる人です。
 ところが、面接となると緊張するせいか、終始無表情で会話をしています。
 その様子をプロのカメラマンに映像で撮っていただき、
 その場で一緒にみて、表情や態度、
 挨拶の仕方などをチェックし、検証してまいりました。
 また、言葉づかいも「えーっと」という言葉を発してしまう癖があるので、それを指摘しました。
 すると、2回目の模擬面接では、
 みるみるうちに印象も変化し、
 弊社のマナーサロンの環境もパッと明るくなったのです。
 仕事をする上で、必ず私たちは人と接しています。それは、顔=面を接すること、すなわち、
 いつも私たちは誰かと面接をしているのです。
 面接突破法も、良い人環境創りの基本も、マナーの基本5原則の徹底にあり。
 ゴールデンウィークも明ける今日この頃です。五月病にかからないように、
 マナーの基本5原則を徹底的に自分自身に対して磨きあげて、
 今後のお仕事に、人生に生かしてまいりましょう。
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