礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第89回
上手な注意の仕方

6月に入ると、「今年もあと半年で終わるのかぁ。。。」と思い、
ついつい焦ってしまう人。
一方、人ごとのように「まっ、いいか」と思う人。

本当に人はさまざまだなぁ、と日々痛感します。
あなたは6月に入って何を思いましたか?

私にとって6月1日はとても大切な日です。
この日は私の“幸せ観”を変えた記念日。
あなたにはそんな記念日がありますか?

そして、本日6月4日。
旧暦ではこの日から新たな月となります。
従って、「いよいよ6月がスタートしたなぁ」
という気分になるのが6月4日です。

今年の残りの月日をどのように生きていこうか、と、
ふと、真面目に考えたりする今日この頃です。

さて、前号の続きです。
口臭や体臭のキツい職場の人に対して、
その本人にそのことを伝えることはなかなか難しいものです。

しかし、こちらも突き詰めれば日頃からのコミュニケーション、
互いの信頼関係に尽きると思います。

人には誰にでも感情があります。
その感情を仕事中には抑えることができる人や
クールに対応できる人がいます。
俗にいう“おとな”です。
一方、その反対の人は“こども”。

どちらが良い、悪いではなく、
大切なことは、相手を思ってこその助言であったり、
忠告であることを相手に伝わるように伝える技術が必要です。

そして、それを快く素直に受け入れる素養が、
相手にあるかどうかによって、
その最終目的(今回のケースは口臭や体臭がなくなること)が
達成=成功となるかならないか、に繋がります。

私はもともと、大変『喜怒哀楽』が激しい人間です。
そのもともとの私を出していた頃は、
常に対人関係がトラブルの連続でした。

私がものごとを一歩引いて、
冷静に対処できるようになったのは、39歳頃からです。

指摘や忠告をしなければならない立ち場の人たちは、
それ自体がストレスだとお察しいたします。
だからこそ、伝えたい内容は伝えるべきだと思います。

それは、伝えられたご本人にとって大変有益なことだからです。
次回は、互いのコミュニケーション法についてお伝えいたします。


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2009年6月4日(木)

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