礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第91
香典返しが送られてきたときのお礼は?

先週、長年の友人であり仕事仲間でもある
フリーアナウンサーの香月よう子さんと
久しぶりにお目にかかりました。

そして、香月さんより開口一番
「ひろこチャーン、ひろちゃんの本、とっても役立ったわよー」と、
拙著「あなたを変える美しい振る舞い」(ワニブックス)を手にして
おしゃったのです。

「それはそれはありがとう。ところで何かあったの?」と私。
「うん。先日ね、急に仕事仲間のお父様が亡くなって、
急遽、お通夜に伺うことになったのよ。
まぁ、通夜って急なのが当たり前なんだけど!」と、
相変わらず、愉しい香月さんの会話。

「でね、何を着て行けばいいかに始まり、
香典の包み方などなど、本を引っ張り出してみちゃったわよー。
いやー、ありがとう!とっても役立ったわ!」と。

いえいえ、お礼をいうのは私。。。と思ったのですが、
イザというときに、
このように拙著が役立ってくれたのは幸いに思いました。

さて、先日、読者の方より
香典返しが送られてきたときの
お礼についてのご質問を頂戴しました。
ご質問下さったKさん、大変ありがとうございます。

こちら、77日目に香典返しが送られてきたとのこと。
そのお礼の連絡は、もちろん、
それが届いたことを知らせる意味も込めて
こちらから一報を入れて差し上げましょう。

ちなみに、直接物を持参してきたときには、
「ご恵与賜り、ありがとうございます」となり、
送られてきたときには、
「ご恵贈賜り、ありがとうございます」となります。
この2つの使い方の違いを覚えておきましょう。

来月からお中元の時期へとはいります。 
周囲の皆さまに心を込めた贈り物。
そして、お中元もいただいたら、
早めにお礼をお伝えしましょう。
それには、前述のとおり「届きました」
という到着の確認も含まれているのです。


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2009年6月9日(火)

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