礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第92回
身だしなみは相手中心、おしゃれは自分中心

紫陽花の花がみずみずしく輝く今日この頃。
みなさん、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

さて、この季節から企業でもクールビズを提唱します。
特に男性の方々は仕事中における着こなしに要注意。

身だしなみは相手中心。
おしゃれは自分中心でしたね。

夏は暑さから解放されたいため、
下着を着用せずにワイシャツを着ている人をみかけますが、
これはNG。

夏用の薄手のシャツが市販されていますので、
きちんと下着を身につけ、
汗は下着に吸収してもらうようにいたしましょう。

また、夏の身だしなみの心得として、
汗をかきやすい人は、下着を2、3枚持参し、
ことあるごとに、タオルで汗をふき、
下着を着替えることも
周囲に汗臭いといわれない身だしなみの気づかいです。

同様に、靴下も同じです。
靴下は、座っているときなど目につきやすいアイテムです。

スケスケの薄いものは涼しいとは思いますが、
仕事中それをみた女性が不快に思う傾向にありますので、
控えるようにしましょう。

また、ハンドタオル、
タオル地のハンカチも常に携帯するようにしましょう。

先日、ある会社に伺った際に、
玄関のスリッパの横にハンドタオルが置いてありました。
ちょうど小雨が降っている日でした。

雨が降っているときは、
お客様に対して「どうぞ」とタオルを差し出しますが、
このようにさりげなくタオルをおいてくれていると、
自然と使用させてもらいたい気持ちになりました。

「どうぞ」といわれると
自分の意志とは裏腹に使わなければいけない、
という心理になる可能性がありますものね。

相手との距離感。
難しいことですが、
これも常に相手中心で行動をしていれば
自然と身につくものでしょう。


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2009年6月11日(木)

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