礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第95回
出世・世にでていくためには

本連載をお読みくださっている読者の皆様。
いつも大変ありがとうございます。

さて、本日、私、新会社を設立いたしました。
私は『経営』にはほとんどといってほど、
興味がありません。

ただ、仕事を行う中で、自分がやりたいことや
伝えたいことがある以上、それをお客様に対して
“心をこめて接し、伝える”ことを大切にしています。

仕事はひとりではできません。
今までの、英国法人WitH Ltd.は、
もちろん今までとおり存続します。

WitH Ltd.を英国のDr Waggottと一緒に立ち上げて
10年以上が経ちました。
ふたりで一緒にという点で、
設立当時、大変心強く思ったことを思い出されます。

今回の新会社は、あえてひとりで立ち上げました。
ひとりは寂しいな、という感もいたしましたが、
その分、責任感を今まで以上に感じ、
また原点に戻れたという新たな気持ちになれた自分がいました。

会社設立はひとりであっても、仕事は前述のとおり、
ひとりでは決してできることではありません。

やはり一番大切なのは『人』です。
 
先日、あるニュース番組の取材を受けました。
そのとき、作家の石田衣良さんが
弊社マナーサロンにお越し下さり、
お話をさせていただきました。(とーっても素敵な方でした!)

そのときに「完ぺきな人はいない」というお話になりました。
そうです。完ぺきな人はいません。
だからこそ、社内、家族、恋人、
その他のパートナー同士、友人、などなど、
互いに相手のために改善すべき点を伝えて差し上げ、
それを素直に受け入れて、
努力と意識をするかどうかが、
その人の真の意味での人生を築きあげる
SS(サービスステーション)になるのではないでしょうか?

私には、私に対して
常に私の悪い点を指摘してくださる人がいます。

その人と出逢ってからの私は、
仕事が上昇気流にのりました。

出世、世にでていくためには、自分を客観的にみてくれて、
世の人たちがどう評価をするからこうした方がいい、
と指摘をしてくれる存在がいることは必須です。

そして、その人に感謝し、素直な自分になって、
自分を更新させていく作業が
幸せな人生への遠回りのようで近道なのです。


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2009年6月18日(木)

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