礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第100回
お食事のマナー講座へご招待いたします

皆さん、こんにちは。西出博子です。
本日は本連載100回目を迎えました。

これもひとえに、読者の皆さま、邱永漢先生をはじめ、
スタッフの皆さまのおかげでございます。
本当にありがとうございます。

そこで、100回を記念して、
読者の皆さまに抽選で
お食事のマナー講座にご招待をさせていただきますので、
詳細は案内をご覧下さい。

本連載のタイトルである『礼儀』。
礼とは思いやりの心を意味し、儀は形を表します。

心、気持ちがあり、その気持ちを形で表現し
相手に伝えることのできる人が出世をする、というテーマです。

出世とは、『世に出る』と書きますが、
実は世の中は言い切れるものごとはありません。

事実、世にでていらっしゃる方でも、
相手の立場にたてない、
思いやりの心のない人はたくさんいらっしゃいます。

反対に大変素晴らしい心をお持ちの方でも
世にでていらっしゃらない人もいます。
だから、万人に対して断言できることはありません。

しかし、自分が実体験したことは、
その人にとっては言い切れるものごとになります。

従って、私はさまざまなことを体験することは
良いことだと思っています。
それは、失敗も挫折も含めて。。。

一見マイナスに思えることを体験したのちに、
その体験をいかに自分にプラスに転換させる力があるかどうか?
そこに、自分自身に対する礼儀、
すなわちマナーが問われると思っています。

私は、先日、あるニュース番組の取材を受けました。
収録内容は大変良かったと思っていたところ、
実際のオンエアでは収録の一部分のみしか取り上げてなく、
弊社のマナー教室の考え方や私のマナー論が『心』ではなく、
単なる『形』だけと伝えられ、
このようなマナーが実際に役立つのか?
という大変否定的な報道をされました。

その結果、視聴者の皆さまに
大変誤解を招く内容となっていました。

私の関係者たちや生徒さんたちは憤慨しておりましたが、
私自身は冷静でした。「仕方がない」と。

なぜならば、やはり、
番組側の事情を察する気持ちがあるからです。
ただ、このように憤慨させてしまった関係者や
生徒さんたちには大変申し訳ないことをした、
とお詫びを伝えました。

とはいえ、いろいろと番組上の都合はあると思いますが、
やはり、日本という社会全般において、
多くの人が目にし、耳にするメディアの世界に
もっと真のマナーが定着し、
コメントも、人様を思いやる
お気持ちのある内容であって欲しいと強く思いました。

メディアを通じて、否定的なコメントや
人を批評批判をするから、
一般の人たちは匿名でも良いネットなどで
同様のことが飛び交う一因となるのではないでしょうか?

本コラムをご愛読くださっている皆さんは、
真のマナーを追求なさっている
心ある皆さまとお察し申し上げます。

皆さまのお力で、どうか今後、
マナーに対する『形』『表面上』
という固定観念を払拭させるべく、
真の心のマナーを一緒に広めて下さると有難く存じます。

マナーは心。
マナーは愛。
マナーはその人の生き様。
マナーは互いをハッピーにプラスにするもの。
マナーは思いやり。

どうぞ皆さま、今後ともご愛読のほど、
宜しくお願い申し上げます。

邱先生をはじめ、スタッフの皆さま、
大変ありがとうございます。


←前回記事へ

2009年7月2日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ