礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第121回
人員削減のご時勢の中、求められる人財とは?(2)

人員削減と成らざるを得ないこの状況の中で、
企業、会社、経営者にとって必要なのは、
ひとりで10人の仕事、役割を行えるような“人財”です。

人財は、その人の“意識”の問題です。
人財を育成するには、模範させるだけ、
マニュアルどおりの研修や教育を行っていても、
人財は育成できません。

人財は、『自立』『自律』『先読み』のできる人。
だから、私の研修は、受講者に自ら考えていただき、
それに対して行動していただく手法をとります。

本物の会社には、本物の人財が存在します。
口角をあげる笑顔。歯を出す笑顔は、本物の笑顔とはいえません。
作り笑顔はもう止めてほしい。
まずはカタチから入り、気持ちは後についてくる、
とおっしゃる方もいるでしょう。
しかし、人は一度、甘い汁をすってしまうと、
それ以上に努力をしようとは思わないものです。

気持ちのない表面上の笑顔で人様と接し、
それで良い評価を得てきたならば、
人はそこに気持ちという魂を吹き込む
真剣な姿勢は行わないでしょう。

このような人は、いずれ、
ストンと落とし穴に落ちてしまう可能性があります。
だからこそ、最初は苦しいかもしれないけれど、
まずは気持ちをしっかりと固めた上で、
人様にその気持ちを臨機応変に自然と表現できる
人間形成が必要なのです。

人員削減に伴い、経営者、上司の皆さんの仕事も増え、
日々の業務の中において、
人財教育を行うことは難しい環境にあります。
そこで、プロの力を借りたり、
またトップやリーダーが真の人財教育者として、
コミュニケーションをとることをおススメします。

人様に対する思いやりの気持ちを込めて、
その気持ちを目で表現しましょう。
それができる人は“人財”です。
そんなスタッフがいれば、
あなたの会社は安定、成長するでしょう。


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2009年8月27日(木)

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