礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第122回
選挙戦を見て思うこと

明日は衆議院議院選挙ですね。
皆さんは、どの政党に一票を投じるかお決まりですか?

本連載116回目でもお伝えしましたとおり、
先日、私は選挙活動中の候補者のお辞儀の仕方について
『週刊ポスト』にてコメントをさせていただきました。

有権者は候補者と会ったこともない人の方が多いでしょう。
ましてや、会話をしたことも。。。
そのような方々が、どうすれば自分に一票を投じてくれるのか?
自分は何をすれば良いのか? 
候補者であれば、そのようなことを考えると思います。

ところが、マナーの5原則
(表情・態度・挨拶・身だしなみ・言葉づかい)
ができていない方が大変多いことに驚きと残念感を感じました。

候補者の方々は、国政に限らず地方においても、
選挙のときだけ、有権者にお願いをする感がします。

人にものごとをお願いするとき。
そのときだけ、そのような気持ちで行う人と、
日頃から議員になっても有権者に感謝の気持ちを忘れず、
政治に取り組む人なのか?
また、そのような政党なのか?
私は国会議員の秘書経験があるからこそ、はっきりと言えます。

私が議員秘書をさせていただいていた20年前の議員たちは、
皆さんマナーの基本5原則が徹底されていました。
そのときから比べると、
現在は、マナー(相手に対する思いやり)から始まって、
それを形で表現する基本5原則が徹底されていません。

候補者、議員という立場の方々は、
メディアを通じて国民の模範となる人財であるべきと考えます。
それが、子どもたちの教育にも関係するのではないでしょうか?

今回は国政選挙です。
日本という国を動かしていく代表者を
私たち有権者が決めるものです。
その結果は、私たち有権者がいかに先を見据えた政党や
人に投票するかどうか?
これも私たちの先見性やマナー力が問われるワンシーンでしょう。

さまざまな情報はありますが、
それらに流されることなく、
我々有権者は、自分自身の心と対話し、自分で見て考え、
自分で良いと思う政党などに投票を行うことが、
国民と国とのマナーある
HAPPY-HAPPYの関係を生みだす第一歩と考える今日この頃です。


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2009年8月29日(土)

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