礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第123回
世界のトヨタにみる「愛社精神」

9月になりました。
9月は『長月』『夜長月』といわれます。

夜が長くなるこれからの季節。
自宅でゆっくりと本を読んだり、
勉強をするには良い季節となります。

自分をさらに磨き、向上させる季節ですね。

皆さんはマナーというと、
それぞれにイメージなさるものがあると思います。
私のマナーに関する活動は大変幅広いです。

企業の新人研修はもとより、
ビジネスマナーの目的に沿ったマナー研修ですから、
売上げを上げるための、接客、営業、接遇研修も得意分野です。

なぜ、得意といえるかというと、
やりたいことを行っているトップの私自身が営業をするからです。

『心からのお客さまに対する接客応対』や
『愛社魂』は、創立者や経営者がもっとも大事にしていること。

拙著『完全ビジネスマナー』でもお伝えしているとおり、
仕事は、何といっても社内の人間関係、
社内のマナーコミュニケーションがもっとも重要。

いつも思います。『お客様は神様』。
神は、あなた自身の内面に宿るもの。

この気持ちを、会社創立者、経営者と同じ気持ちになって
仕事をしてくれるスタッフがいる会社は、
業績をぐんぐん伸ばします。

なぜならば、ひとりひとりの仕事に『魂』が込められるから。。。

あなたは『心を込めて』
『魂を込めて』本気で仕事をしていますか?

世界のトヨタ。
不況という社会情勢の中、新型プリウスの注文台数は、
当初の目標を大幅に上回り、嬉しい悲鳴を上げながら、
工場の方々も活気づいています。

私は、企業の顧客満足度アップのための研修や
それに伴い売上げをアップさせる研修や
コンサルティングも行っていますが、
やはり、トヨタのスタッフの方々はスゴイ!

お一人、お一人がお客様を不快にさせない。
お客様の立場にたって対応します。

なぜそれができるのか?
その根底に流れる想いは、自分のことよりも
『会社』『仕事』優先。
愛社精神があるから。
それは、いいかえれば、自分自身のことも大切にしている証拠。

トヨタの技術開発力も素晴らしいですが、
何よりもそれに増して、そこで働く人々のマナー力、
人財力が素晴らしいから、世界のトヨタと言われるのでしょう。

9月。
来年に向けて気持ちをあらたに、
愛社精神を忘れずに、仕事に励もうと思います。

皆さんも良い1ケ月となりますように!


←前回記事へ

2009年9月1日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ