礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第131回
「クッション言葉」で会話を工夫しましょう

人と人との出会い。
出会っておつきあいが続く人もいれば、
途中でその関係が終わる人たちもいます。

自分とすべて同じ考え方の人はいません。
だからこそ大切なことは、相手の立場にたち、
相手を不快にさせず、
相手から好感をもってもらえる自分自身を創造することです。

そのためにもっとも必要なことは、
◆マナーの本質を知り、理解し、行動すること。
です。

では、具体的にどのようなことを行うか、
というと皆さんご存知のマナーの基本5原則
(表情・態度・あいさつ・身だしなみ・言葉づかい)です。

中でも、言葉づかいは重要です。
言葉づかいには、敬語があります。
その他に『5つのマナー会話術』があります。
そのひとつが、クッション言葉です。

クッション言葉とは、相手の立場にたつからこそ出てくる言葉。
たとえば、会社にお越し下さった方に対して、

1)「本日は弊社にお越し下さり、ありがとうございます」
2)「本日はご多忙の中、弊社にお越し下さり、
   ありがとうございます」

1と2を比べていかがでしょうか?
2には、「ご多忙の中」という言葉が入っています。
この「ご多忙の中」をクッション言葉といいます。

これは、相手が多忙であることを察するからこそ、
相手の立場にたって、その言葉を伝えて、
相手をねぎらうひと言となる言葉です。

さらに、「お越しくださり」を
「ご足労下さり」という敬語を用いることで、
できるビジネスパーソンとしての大人度がグッと上がります。


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2009年9月19日(土)

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