礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第132回
マナーコミュニケーション5つの会話術

前回、人と良いコミュニケーションをとる会話術として、
クッション言葉のお話をいたしました。

ここで、「マナーコミュニケーション5つの会話術」
をご紹介いたします。


〜 マナーコミュニケーション5つの会話術 〜


 1. クッション言葉
 2. 命令形を依頼・伺い・質問形に変える
 3. 否定形を肯定形に変える
 4. ハンバーガー話法・マイナスプラス法
 5. Yes,But+How法


以上の5つです。

クッション言葉の説明は前回のとおりです。
その他のクッション言葉としては、
雨が降っていれば
「本日はお足元の悪い中、弊社にご足労下さり、
ありがとうございます」と相手の立場にたって
「お足元の悪い中」というクッション言葉をトッピングします。

人様に何かをお願いするときは、
「お願いします」よりも
「お手数をおかけして恐縮でございますが、
宜しくお願い申し上げます」と、
あなたの相手に対するお願いの気持ちを伝えます。

この場合のクッション言葉は
「お手数をおかけして恐縮でございますが」
がこれに当たります。

また、何か人に書いてもらいたいときなどは、
「恐れ入りますが、差し支えなければ、
こちらにご記入下さいますでしょうか?」となります。

この場合は「恐れ入りますが、差し支えなければ」
がクッション言葉です。

さて、私は、マナーは仕事中も私生活の上でも
同様に必要なものだとお伝えをしてまいりました。

ご自宅で、奥様にご飯を作って欲しいな、と思ったとき。
どのように言いますか?
奥様がご飯を作るのは当然!なぁーんて思っていらっしゃる方は、
本コラム読者にはいないと思いますので、
釈迦に説法となるかもしれませんが、
マナーあるコミュニケーションは
「お疲れのところ、大変申し訳ないんだけど、
ご飯作ってくれる?」と言います。

このように言われれば、
奥様もニコッと快く美味しいご飯を作って下さることでしょう。

「お疲れのところ、大変申し訳ないんだけど」
がクッション言葉。

言葉づかいひとつで、
互いのハッピーが創造されるのです。


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2009年9月22日(火)

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