礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第136回
人間関係を劇的に変えるには

本日は、中秋の名月です。
15個のお団子にすすき。
良いお月見ができるといいですね。

さて、私がイギリスで生活をしているときに、
5つのLOVEワードなるものを考えました。
それは次のとおりです。


〜 5つのLOVEワード 〜


 1. After you (お先にどうぞ)
2. Sorry (申し訳ないことでございます・ごめんなさい)
3. Thank you (ありがとうございます)
4. Excuse me (すみません・恐れ入りますが)
5. Please (お願いします・どうぞ)


これらの言葉を会話に用いることで、
人間関係が劇的に変化することを私は体感しました。

そして、これらの言葉はすべて相手の立場にたち、
相手を敬い、相手の心情を察するからこそでてくる言葉であり、
相手を不快にさせない言葉でもあります。

前号でお伝えしました、
「コーヒー」とだけいうコミュニケーション。
外資系の飛行機に乗ると、
客室乗務員から「Tea or Coffee?」
(紅茶になさいますか?コーヒーになさいますか?)
と質問をされます。
日本人以外の人たちは、必ず“Tea,please”と、
pleaseをつけて「紅茶をお願いします」といっています。
しかし、日本人の多くの人たちは
“Tea”とだけ単語を発するのです。

「紅茶」と言い放つのはいわれた相手にしてみれば、
何だか命令されているみたいで、
良い気分にならないのではないか?と思いませんか?

その他、After you(お先にどうぞ)という言葉も
イギリスでの生活で毎日経験しました。
自分がドアを開けると必ず一度振り返り、
誰かが後から来ていれば、
その人のためにドアを開けて待ってくれます。
そして、“After you”です。
一瞬にして恋におちそうな場面ですね。
これも、常に自分より相手優先の気持ちからなる言動です。

また「ごめんなさい」というひと言がいえないばかりに、
せっかくのご縁が切れてしまうこともあります。
「ありがとう」のひと言をいわなかったばかりに、
相手は自分の存在価値を否定し誤解をされてしまうことも。

さらに、イギリスでは子どもでも、
人様に話しかけるときには
“Excuse me”(今、お話しても良いですか?)と
相手の都合を伺ってから会話をスタートさせます。
一方、日本の子どもたちはいきなり
「これなぁに?」と自分が知りたいことだけを聞いてきます。
自分が伝えたい単語や言葉だけを伝えるのは、
大人の真似をしているとしか思えないのは私だけでしょうか?

あなたも5つのLOVEワードを
いつ何時の会話に盛り込むことをおススメします。
そして、あなたの人生が
愛(LOVE*MANNER)で満ち溢れた人生となりますように。


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2009年10月3日(土)

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