礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第140回
自分の愛するへの誓い

皆さん、こんにちは。3連休はいかがでしたか?
私は仕事とはいえ、東北地方を満喫いたしました。
そして、来年出版予定の執筆や
研修などで慌ただしい毎日を過ごしています。

そんな中、昨日は私の父の命日でした。
私の実家は大変複雑で、
本当にさまざまな事件が起こります。(現在も!)

しかし、私は唯一、
私がマナー講師になりたいと言ったときに
応援してくれた父が大好きです。
自ら命を絶ったその父を想いながら、
この時期は一年の中で私がもっともパワーのでる時期です。

ここ数回連続で皆さんにお伝えしている
マナーコミュニケーションの5つの会話術。
私がこの会話術を英国で生活しているときに確立させた
最大の理由は、両親の離婚、
そしてその後の両親の人生をみたからです。

以前にも書きましたが、
離婚をすることが良いとか、悪いとか、
そういうことはわかりません。
離婚をした方が良い二人の場合は、
お互いにとって離婚をするのが宜しいと思います。
しかし、残念ながら私の両親は離婚をしない方が
お互い幸せになれた、と私は分析しています。

離婚にいたるまでの数年間、
そして、その後の両親の人生を、
私は18歳のときからずっと子どもの立場として、
そして、ひとりの人間としてみてきました。

そして、私が出した結論は
『マナーのあるコミュニケーション』の大切さ。

私の両親は、相手のことよりも自分の主張ばかり。。。
そして、心にもないことを勢いに任せて言葉にしてしまう。
言った本人は
「本気で言っていないことくらい理解しろ!」と言う。

しかし、その言葉を真に受ける相手はますます逆上する。。。
という負の連鎖の連続。。。

子どもであれば、親が幸せであって欲しいと誰もが願うはず。
しかし、残念ながら、私の両親はそうでなかった。。。

だから私は、ひとりでも多くの人に、
ほんの少しでいいから相手の立場にたつ、
その気持ちをもって人とコミュニケーションをとって欲しい、
と心からそう願うのです。

私の両親のような不幸が
この世から少しでもなくなって欲しい。。。と。

人それぞれの幸せの価値観は異なると思いますが、
少なくとも相手の気持ちを思いやれない人は
真の幸せを感じることはできない、と私は思うのです。
 
みんなに幸せになって欲しい。。。
だから私は、29歳のときに大空に飛び立つ飛行機を見ながら
亡き父に誓った「日本一のマナー講師になる」こと。

そして、父の月命日が同じ小黒先生を想い、
偲びながら夕日に輝く富士山に誓った
「日本一のマナー講師になる」ことを実現すべく、
今日も自分ができることを
心を込めて真剣に行ってまいりたいと思います。


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2009年10月13日(火)

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