礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第141回
意見の衝突を回避しましょう

爽やかな秋晴れが続いています。
皆さん、気持ちよくお過ごしでしょうか?

気候や季節が心地よくても、
人間関係が心地よくなければ
ハッピーを感じることはできませんね。

さて、本日はマナーコミュニケーション5つの会話術の
5つ目をご紹介いたします。

人が不快になる=心を閉ざすというときのひとつの要因として、
『自分の意見や考え方を否定されたとき』があります。

従って、相手を不快にしないマナーの達人は、
相手の意見を否定することなく、まず受け入れます。

しかし、その意見が自分と異なる意見の場合もあります。
「自分の考えと違うのに。。。」
と思いながら関係を続けることは、
ストレスをかかえることになりますから避けたいですよね。

そこで、人はそれぞれ千差万別です。
自分と同じ意見や考えをもっている人はこの世に存在しない、
と思っていた方が楽に生きられますね。

そして、何が正しくて何が間違っているか。。。ということは、
人それぞれがおかれた様々な状況に応じて異なるわけですから、
一概に言い切れるものでもありません。

相手のバックグラウンドまで把握できていれば良いですが、
特に仕事関係者であれば、
なかなかそこまで知る余地もありません。

そこで、マナー人として大切なコミュニケーション法は、
自分と異なる意見であっても頭からそれを否定しないことです。

まずは、相手の言葉を受け入れる。
自分の意見や考えを受け入れてもらった相手は
あなたに心をひらきます。
相手の心が開いている状態を作ったあとに、
あなたの意見や考えを伝えましょう。

この意見や考えが相手と違っていたとしても、
少なくとも相手はあなたの意見に耳を傾けてくれるはず。

そして、最後は自分の意見を一方的に押し通すのではなく、
「どう思う?」「いかがでしょうか?」
と決定権を相手に委ねると相手は自分に決定権があるので、
大変心地よい気分になります。
結果、あなたの意見を受け入れてくれるかもしれません。

この図式が、まさに相互のハッピーですね。
マナーはハッピー&ハッピーを創造するものですからね。


←前回記事へ

2009年10月15日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ