礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第193回
思いやりが一方通行になってしまうとき

皆さん、こんにちは。
3月最初の週末、
いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

寒さが続いていた東京も春めいた日ざしになってまいりました。
暖かくなると気分も朗らかになってきますね。

さて、今週、私は相手を思いやる
というコミュニケーションについて
深く考えさせられる出来事が多々起きました。

それは、こちらが相手をどんなに想い、思いやっても、
相手から同等の思いやりが返ってこない場合の対処法です。

対処法といっても、
これは相手をどうこうするものではなく、
自分自身の気持ちをどのように切り替えるかが重要である
ということです。

私の伝えるマナーを実践したところ、良いこともあるが、
その反面、相手から馬鹿にされたり、
甘く見られたり、泣きを経験することもある、
という体験談を伺うことがあります。

私も幾度となくそのような目に遭ってまいりました。

そのたびに私は思うのです。

相手の立場や気持ちを重んじてコミュニケーションをとった結果、
相手と理解し合えず、
ましてや相手から貶められるようなことになったら。。。

私は10回までは相手を許します。
しかし、11回目に同様のことをされたら。。。
やはり、良い人間関係を築くには対等であることが原則です。

世界中にいる人たちの中で、
出会い、会話をするだけでもそれは奇蹟。

その奇蹟を私は大切にしたい。

だから、人も物も互いの関係を大事にしたい。

でも、いつまでもそれが
一方通行だとさすがにめげてしまいますね。

春は出会いもあれば別れもある。

別れがあればあらたな出会いもある。

別れも出会いも大切だと思いますが、
別れるときは、相手を思いやる別れであれば、
次なる出会いでもっと幸せになれるはず。

いずれにしても、
出会って自分と関わりのある人たちを大切にしたいと思います。

愛(マナー)のある良い週末を★


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2010年3月6日(土)

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