|  第204回「お世話になっております」の真の意味
 皆さん、おはようございます。本日の私は某大手企業にて新入社員研修を行います。
 4月はほぼ連日新入社員研修を行うのですが、昨日私は映画にて女優デビューをしました!(笑)
 映画の撮影現場で自分がカメラを向けられる立場となり、この初体験でさらに多くのことを学びました。
 4月に入り私は大きな初体験を3つしています。ひとつは、新人研修の際に、
 受講者の皆さんの音頭で万歳三唱で研修を終えたこと。
 ふたつ目は、前回お話した研修中にラジオ生出演。
 そして、三つ目は今回の映画初出演。
 私は現在40代半ばになろうとしていますが、年を重ねるごとに
 まだまだ初体験ができる喜びと有難さを感じました。
 さて、前回に引き続き電話応対のマナーです。 企業へ電話をして、「わたくし、ウイズの西出と申します」というと、
 相手は必ず「お世話になっています」と応えてくださいます。
 会話を進めていき「企画の○○さんをお願いできますか?」というと
 「もう一度御社名とお名前を伺っても宜しいでしょうか?」と。。。
 「え?先ほど私は名乗り、あなたは“お世話になっております”と言ったのでは?」
 と思うのは私だけでしょうか?
 “お世話になっております”という言葉をただの電話応対マニュアルとしていうのか、
 それとも、相手が誰だかわかった上で言葉を伝えるのとでは、
 その言葉の意味が随分と変わってきます。
 相手が社名と名前を言ってくれたとき、聞き取れなければ
 「申し訳ございません。
 お手数をおかけし恐縮ですが、
 もう一度御社名とお名前を伺っても宜しいでしょうか」
 と聞き返し、「ウイズの西出様でいらっしゃいますね。
 いつもお世話になっております」
 と挨拶をするのが真の電話応対マナーです。
 マニュアルで表面だけを取り繕うのではない、その意味をしっかりと把握理解した上で
 会話を進めることがマナーであり、
 それはその人の生き方にも影響してくることでしょう。
 だからマナーはルールなどではない、人を育成する人財育成・教育なのです。
 
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