第206回
相手に質問をさせない

人財育成研修では、
必ず「仕事のできる人は相手に質問をさせません」と言います。

これは、仕事のできる人＝マナー人という意味です。
具合的にどのような点が上げられるかというと、
「相手に質問をさせない」ということもそのひとつ。

理由は、マナーとは、相手の立場にたつことです。
したがって、相手の立場にたつことができれば、
相手の欲することを先読みして行動したり発言できる。
だから相手から質問をされることがないのです。

電話応対で、「◎◎さんをお願いします」といわれ、
「申し訳ございません。
◎◎は、ただ今外出していますので、
戻りましたら折り返しの電話をさせます。
電話番号を教えてください」。
なぁ〜んていう電話応対はNGです。

何がNGなのか、皆さんはおわかりですね。
電話を受ける場合は、
電話をかけている人の立場に立ちます。

今回のケースでは、電話をかけている人は、
◎◎さんと話しがしたいのです。

その◎◎さんが外出しているとなると、
あなただったら、その次の情報として何を知りたいですか？

「戻ったら折り返します」というのは、受け手の勝手。
電話をかけてくれている人の都合を無視した
マナーのない応対となるのです。

それでは、マナーのある電話応対は何というのでしょうか？

<次号へつづく>

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