礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第209回
伝説のレストランに学ぶ「真心」

前回お伝えした電話番号の訊き方。
皆さん、実践なさってみましたか?

「○○さま、大変恐れ入りますが、
念のため、お電話番号を伺っても宜しいでしょうか?」

なぜこの言い方がマナーある言い方なのか、
検証してみましょう。
ポイントは、次の3つです。

1. 相手の名前をよぶ
2. クッション言葉をつける
3. ?で伺いをたてる

まず最初に、
『誰に』電話番号を教えてもらおうとしているのか?

その相手の名前を呼んで
コミュニケーションをとることの有効性です。
名前というのは、
世界にたったひとつのその人の存在を示すものですね。

ですから、人は、自分の名前を呼ばれたり、
書かれたりすることに特別感を抱きます。

伝説のレストランといわれ、
口コミで広がっている『カシータ』。
こちらは、この不況下でありながらも、
連日、お客様が耐えません。

先日、仕事仲間とはじめて伺ったのですが、
かしこまることなく、
スタッフの皆さんが仕事を愉しそうに行っている
自然体の姿が印象的でした。

こちらのレストランはさまざまなサプライズを行うのですが、
その例として、ナプキンにお客様の名前が刺繍してあったり、
出て来たシャンパンにお客様の名前のラベルがついていたり、、、
と、お客様の名前をつけることで特別感をだし、
お客様は自分の名前入りのナプキンやシャンパンをみて
感激、感動するのです。

名前を呼んでのコミュニケーションも同様です。

「あなた」とコミュニケーションをとっているのですよ。
「あなた」を大切に想っています。

という気持ちが、名前を呼ぶことにも込められるのです。


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2010年5月1日(土)

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