礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第210回
「クッション言葉」と「?」で気持ち良い会話を

GW、皆さん、いかがおすごしですか?
私は、昨日までマナー講師養成講座を行っておりました。
今回も全国からこのGWを利用して受講くださる方々がおり、
大変有難く思いました。

マナーある電話応対の会話術。
今回は、前回のポイント、2と3の説明です。

「クッション言葉」と
「?」で伺いをたてるコミュニケーション法は、
当コラムで何回もお伝えしてきました。

しかし、シチュエーションが変わると
なかなかできていない現状もありますね。

先日、あるホテルに電話をかけました。

私「おはようございます。
明日から予約をしている者ですが、
恐れ入りますが本日から宿泊可能ですか?」

ホテル「えー、お名前は?」

この時点で、私の気分は落ち込んでしまいました。

もちろん、
私から名前を名乗っていれば良かったのかもしれませんが、
通常、自分から名乗っても204回でお伝えをしたとおり、
あとで必ずもう一度名前を訊かれることが多いので、
今回はこのような言い方をしてみたのです。

本来、マナーのある電話応対であれば、相手は

「ありがとうございます」

というお礼の言葉からスタートすべき。

そして、
「恐れ入りますが、
お名前をフルネールで教えていただいても宜しいでしょうか?」

と「恐れ入りますが」のクッション言葉
「宜しいでしょうか?」の「?」の伺い形で会話をすれば、
双方が気持ち良い気分になれて
ハッピー&ハッピーの関係が築けます。

電話番号を伺うときも「念のために」
というクッション言葉で相手の立場にたっている
というあなたの気持ちを表現することで、
互いの心地よさを生みだすことができるのです。

「クッション言葉」と「?」、
ワンセットをいつも使用しましょう。


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2010年5月4日(火)

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