お金をかけずに磨きをかける、賢いワザの玉手箱

第78回
医薬部外品 Vol,3
コスメの無駄遣いの原理

2002年に化粧品の薬事法が改正されて
それまで表示されなかった化粧品の成分内容が
全て、パッケージや容器に全て記載されるようになりました。

それまでの化粧品には、
お肌にとってアレルギー反応を起こす原因とりうる
102成分しか記載されなかったのです。
いわゆる旧表示指定成分というヤツですね。

が、その成分開示は化粧品に限っての法改正なので、
医薬部外品に関しては、過去の通例のまま表示しなくていいんです。

それまで、何を入れても分からない化粧品が
2002年より表示体制が変わる!
お肌に悪い成分がたっぷり入っている事が世間に分かれば
商品が売れなくなるのは必至!
そこで、多くの化粧品メーカーは何を考えたか!?

それまで売っていたコスメの売れ筋は全て
医薬部外品に昇格させたのです。

だから、現在、コスメ市場で医薬部外品の数が
べらぼーに多いのです。

ここまで知って医薬部外品伝説にまだまだ入信できますか?
いや、ごめんなさい。
世の中に売っている医薬部外品コスメ
全てがインチキだとは言っていません。
私はどの医薬部外品を買えば、期待通りの結果を
自分たちのお肌で実感できるのか新しいメモリが欲しいのです。
ちゃんといい医薬部外品をだしている
メーカーさんもあるのですから!

では、結果のでる医薬品・・・医薬品は病院でしか処方されません。
では、皆さん、湿疹やかぶれ、原因不明のただれなどでしか
皮膚科にかかりませんよね?
何のトラブルもないお肌を見て、
効果のある薬を処方してくれる医者はいないでしょう。
シワ伸ばしの為に医薬品を乱用させている!
なんて評判がたったら
それこそ医師としての立場まで危うくなります。
医療機関は美しくするのではなく、
トラブルを無くす医薬品しか処方しないのです。

ここで言いたい!
気軽に「医薬部外品」を切り札に商品を売るのは止めて欲しい!
また、「医薬部外品」というだけで手を出すのではなく、
これからの消費者は化粧品ブランドの姿勢を知って、
そのコスメを指名買いできるくらい下調べをして
化粧品を買いに行くべきです。

漠然と化粧品の森に一人で出掛けるのは、
無駄遣いの始まりかもしれない。





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2007年6月23日(土)

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