お金をかけずに磨きをかける、賢いワザの玉手箱

第101回
石鹸 Vol,2
夢の無添加石鹸の出会いから・・・2

自分が手軽に買っていた無添加石鹸と
スペインでみつけた夢の無添加石鹸では
これほどまでに違うのか・・・と驚嘆した私は、
思わずそのクリニックのスタッフに
出来ない英語で色々と聞いてみた。

すると・・・

その石鹸は、そこのクリニックの院長の手作りだと言うんです。
無添加石鹸でもこのような奥の深い石鹸が世の中にあるのか!?
と、本当におどろいた次第でした。

それからと言うもの、私は何度となく
その夢の無添加石鹸を目指して頑張りました。

基本的に石鹸を作ろうとしたとき、必要なものは本当にシンプル。



苛性ソーダ

コレだけなんです。
この中に保湿成分を入れるわけですが、入れすぎると
これまた泡立ちの悪い石鹸になるのです。
しかも、油もオリーブオイルやホホバ油、
天然オイルにこだわらずとも
ミネラルオイル(鉱物油)でも全然普通にできるのですが
更には、ご家庭で使い古した『サラダ油』でも
作る事ができるんです。

また、苛性ソーダは薬局に印鑑を持って行かないと変えない劇薬で
一度なんか、苛性ソーダの箱を倒しちゃって
キッチンにドバッと撒き散らした事があった。
慎重に慎重に全部掃除したつもりだったのに
どうも1個だけキッチンマットに紛れていたらしく
知らずに素足で踏んでしまったのだ!

ぬるま湯に苛性ソーダを溶かして、既に油を入れて
混ぜ続けていたところで、手を休める訳にもいかないわけで
足がしっかり火傷をしてしまい
最悪の石鹸作りをした事もありました。

またこの薬品やけどって痛いの!!!

昔よく、ドラマで硫酸とか顔にかける怖いシーンがあったけど
あのテの恐怖は本当に経験したら
超怖いんだろうなぁ〜〜〜と妙に気持ちが分かるような気がした。

そう・・・石鹸作りも子供の遊びではないのだ。

初めて作った石鹸は、やわらかくて固まらず、
苛性ソーダを多く入れすぎれば塩が吹いたみたいに固まるし
泡が全然たたない石鹸ができたり、本当にさまざまでした。

が、石鹸とは化学反応の賜物みたいな部分があって
上手に配合が出来たとき、保湿剤であるグリセリンを入れずとも
自然界のグリセリンが石鹸の中で作られて、
見事な石鹸が出来るんです。

私は、こんな経験から美容家をスタートしたのでした。





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2007年8月16日(木)

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