お金をかけずに磨きをかける、賢いワザの玉手箱

第102回
石鹸 Vol,3
歴史の中の石鹸論

こうしてシンプルなレシピを上手に混ぜ合わせるだけで
それぞれに個性の違う石鹸が出来る事がおもしろくなった私は
どんどんハマッていきました。

でも、おかしいのです。

出来上がった石鹸を使ってみるのですが
スペインで買ってきたような泡立ちがないのです。

よくよく攪拌して攪拌してつくってみても駄目なんです。
泡のキメが細かくなりはするし
当初作ったものよりは泡立ちはいいのですが
そんな誰もが喜ぶこんもり泡ではないのです。

そこで、私はマルセイユ石鹸の様々な製造工程を研究しました。

マルセイユ石鹸・・・

それは古代ローマに時代から、ローマ人が愛用してきた天然石鹸。
無添加石鹸はなんと3000年も昔より
ヨーロッパに人達に愛用されてきたのです。

ローマを考えると3000年だけど、
実質にはもっともっと昔から石鹸は作られてきているのでしょう。
そう、考えると不思議ですよね。

これは余談ですが、
実は何千年も昔の人達もお風呂がとっても大好き♪
お風呂で石鹸でからだを洗ったりもするのですが
体にオリーブオイルを塗りこめて
それでヘラのようなもので垢をこそげとったりもしていたようです。

そして、その垢を取り除いた体に
更に油をすりこんで、皮膚の保護をしていたそうです。

オリーブオイルって万能なんですよね・・・。

体の汚れを取ったり、
体の保湿や保護を促したり
はたまた、石鹸となって姿を変えて、生活の必需品となって
さらには、化学反応まで起こして
天然のグリセリンまで作ってしまう。

この発想があったからかしら???

女性は、お肌を保護するために、
または、新たな美を求めるために
美容クリームばかりをベタベタ塗る事に
疑問を感じなかったのは???

古い、日本の美容をさかのぼると
やっぱり椿油とかあるもんね。

そうやって色々と調べていくと
あることに気付いたのです。
ある程度硬くなってきた石鹸を、テキトーな大きさにカットすると
その次にする、二次乾燥に大きなポイントがあることを・・・





←前回記事へ

2007年8月18日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ