お金をかけずに磨きをかける、賢いワザの玉手箱

第103回
石鹸 Vol,4
たかが石鹸、されど石鹸

油と苛性ソーダを混ぜて天然石鹸を作る。
撹拌して牛乳パックなどにいれるのですが
だいたい2日〜3日くらいで固まります。
そうしたら牛乳パックを側から破り、
半かたまりの石鹸を取りだします。

それを手ごろな大きさに切って、
それぞれを一週間ほど更に乾燥させていたのですが
1度に5個を作ったとします。
1週間たって出来たものから使っていき
5個目がを使う時には、
すでのその石鹸は1ヶ月以上乾燥されているんです。

するとどうでしょう!?

1個目の石鹸よりも
5個目の石鹸の方が、よく泡立ち、よりキメが細かい泡なのです。

よく売られている天然石鹸などは
乾燥のさいにいびつな形に変形していたりするのは
何日も何日も、多いときは2ヶ月とか
乾燥するのに時間をかけているからなんですね。

あと、やはりこれは得て然りみたいなことなのですが
撹拌に手を抜くと全くダメですね・・・
手作りコスメ本などに書いてある撹拌時間の
最低でも2倍は撹拌した方がいいと思います。

岡江美希自宅工場では、
化粧水や美容液などなど色々なものを作りましたが
石鹸作りが一番面白かったです。
ケーキづくりにも似た作業ですが、何週間もたたないと
自分の作ったものの出来不出来がわからないんですもの!

こうして自分の大好きな泡立ちの
嬉しい石鹸を作れるようになった私は
外では殆ど洗顔やボディソープを買い求める事がなくなってきた。
そんな矢先、石鹸洗顔の新商品販売が企画となったのです。

これには困りました・・・
本当に困りました。

やはり一般販売となれば自宅工場でまかなえるわけがありません!
当然ながら作ってくれる工場を探さなければなりません。
今、委託している製造会社では
石鹸をつくるシステムを持ってないというのです。

なので、知り合いと言う知り合いに、
色々な伝手をたどって工場に出向き
自分の作っている製造工程でお願いすると、
手間がかかりすぎるということで
殆どが断られたのです。
だから、通常市販されてる天然石鹸なども高価なんでしょう。
私もかなり四苦八苦しました。

数軒断られ今の業者さまに出会えたときは、
本当に本当に嬉しかったです。

皆さんにとって洗顔でもボディでも
石鹸に対してどんな印象があるか分かりませんが、
私にとって、石鹸とは様々な思い出のあるアイテムなのでした。





←前回記事へ

2007年8月21日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ