「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第38回
コレド日本橋 七ツ鉢

小泉さんが公約通りに靖国神社を参拝した日のお昼。
コレド日本橋の地下1階にいた。
スーパーPresseの入り口近くには6卓の丸テーブル。
そのうちの1つの卓上で人目もはばからず
ランチを拡げるJ.C.がいたのだ。

ここ数週間は特に週末のブランチを
この場所で取ることが多い。
8月25日締切りの新著の原稿を
毎週末に集中して書いていて、その前の腹ごしらえ。
飲食店が開き始める11時半まで待っていると
予定が後ろにズレるので前倒しのブランチにしている。

その敗戦記念日。開店間もない高島屋のデパ地下へ。
買い求めたのは、まず銀座アスターの肉団子。
中学生時代に母親の作ってくれた弁当の定番は
ときどき食べたくなるひと品。
それに惣菜売り場の卯の花・おひたし・白菜漬け。

続いてコレドのPresseに向かい、ここでは
中華風春雨サラダ・ポテトサラダ・ライス。
おっと、麦茶のペットボトルも忘れずに。
即席の味噌汁・スープ・カップヌードルの類いは
極力避けるようにしている。
何かのはずみでひっくり返すと、あとが大変だもの。

小さなテーブルに所狭しと並べられたのは
肉団子・卯の花・おひたし・白菜漬け・
春雨サラダ・ポテサラ・ライスの計7品。
小鉢と呼ぶには語弊があるものの
プラスチックの容器が、七ツ鉢で勢ぞろい。
オヤジギャグに固執して、ついつい買いすぎてしまった。

肉団子は相も変らぬ昔ながらの味。
ほかの惣菜類は「食品の裏側」ではないが、
いろいろ調味料やら保存料やらを
感じさせる濃い目の味付け。
しょっちゅう食べるワケではないから
あまり神経質にならないように心がけている。

この東急Preseeはいたれりつくせりで
電子レンジが数台設置してある上に
熱湯の用意もあり、醤油やソースもレジでいただける。
清潔なトイレも地下鉄のキオスクもすぐそばだ。
これだけ便利になると、もはや知る人ぞ知るスポット。
数回利用しているうちに常連の顔も覚えた。

驚いたのは若い女性たちに人気の納豆だ。
発泡スチロールのパック入りを割り箸でグルグルかき回す。
朝の満員電車の中で立ったままおにぎりを
頬張る女性を見かけて度肝を抜かれたが
そのうち電車で納豆を食べるつわものが現れるかも。


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