「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第123回
友里懲りずに また勇み足

まぁまぁ、よくも飽きずに
J.C.ネタを乱発してくるお方だこと、友里は!
こうたびたび、とっかけつっかけやってこられると
「あ〜ぁ、またかヨ」
呆れながらも、身に降る火の粉は払わにゃならぬ。
結果として挑発に乗ったカタチとなって
宣伝効果をあてこんだ狡猾な友里の思うつぼに
はまり込む愚かなJ.C.でありました。

フランス料理に本わさびは不向きという松嶋シェフに
わが意を得たりと得意満面、おのれの無知をさらけ出す
世紀のあわて者・友里征耶。
仕方がないから教えて進ぜよう。
本わさびが合わないのはフランス料理というより
脂っこい料理全般なのですよ。

にぎり鮨でも、大トロなどには
本わさびはほとんど効かない。
鮨職人もそんなことは先刻承知で
トロにはわさびを多めに効かせるくらい。
白身やいかには効果抜群のわさびも
トロの脂にはなかなか太刀打ちできないものなのだ。

それが牛肉の脂となったら、もうまったくの無力。
数年前のこと。町屋の人気焼肉店「正泰苑」に
本わさびと鮫皮のおろし板を持ち込んで
これはすでに実証済み。
チューブ入りは日本の本わさびとは異なる
西洋わさび(ホースラディッシュ)が主原料。
脂分に負けないからこそローストビーフには
欠かせない薬味となっているのです。
松嶋シェフもどうせならホースラディッシュを
使いなすったほうが、より自然な味わいに
仕上がると思いますよ。

そして友里の化学調味料発言。
これには開いた口がふさがらなかった。
友里は誰はばかることもなく
自宅ではデパ地下やスーパーで買い求めた刺身に
チューブ入りのわさびを使っていると公言しているが、
そのチューブ入りにどれほどの化学調味料が
含有されているかご存じないようだ。
語るにオチるとはこのことで、
日本わさびと西洋わさびの違いも判らずに
チューブ入り化学調味料で刺身を食っていたわけだ。
あまりの愚かさ、哀れさに涙が出てくるよ、ジッサイ。

それとJ.C.が化学調味料に
比較的寛容なのは中華料理系だけ。
それも主として街のラーメン屋さん。
なにせ1杯4〜500円で提供しているんだもの。
調味料無添加のこだわりラーメンが
全盛時代を迎えて久しいが、
コストは明らかにプライスに跳ね返っているしね。
それにラーメンはともかく
タンメンは化調抜きでは、まずムリでしょう。
1杯1000円取っても合わないのでは。
その証拠に、こだわりのタンメン専門店など
見たことも聞いたことも、ございません。

 
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2006年12月20日(水)

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