「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第134回
去年のマンスリー・チャンピオン
     =ランチ篇= (その2)

2006年後半のランチ・チャンピオンを引き続き。
さすがにランチともなると
フレンチやイタリアンは影を潜める。
昼からワインを飲んでしまうと
午後の仕事に悪影響を与えるからだ。
したがって、鮨の頻度も昼には激減。

7月某日
石ばし(江戸川橋)・・・うなぎ
11時半に入店して、店を出たのが13時半。
通常の昼休みでは不可能だが、訪れる価値はじゅうぶん。
どうせ時間が掛かるのだ、ぜひ座敷の予約を。

8月某日
ロオジエ(銀座)・・・フレンチ
料理・サービスは東京随一のグランメゾン。
レバー入りうさぎのガランティーヌ、
ほろほろ鳥のロティ、どうしてこんなに美味いのだ!

9月某日
ビストロ・ラ・シブレット(浅草橋)・・・フレンチ
関真鯛(初めて聞いたブランド真鯛)のタイム付け焼きに
牡蠣のスープも追加でお願いする。
割安感は薄れたものの、ボリューム満点にして、味もよし。

10月某日
松竹(南千住)・・・洋食
メニューの幅の広いとんかつ店は洋食もカバー。
とんかつ・ハンバーグ・オムレツが入った洋食弁当を。
どの料理にも手抜きなく、丁寧な仕事ぶりにも好感度大。

11月某日
チェント・ルーチ(三軒茶屋)・・・イタリアン
築地時代から、この店のシェフの料理には敬服。
土曜日に週末コースをいただいた。
岩手産無菌豚フィレ肉のゆっくりグリルが驚きの柔らかさ。

12月某日
ル・シズィエム・サンス(銀座)・・・フレンチ
2007年版Zagattに初登場で、早くもかなりの高評価。
ミシュラン2つ星に輝く「ムーラン・ド・ムージャン」の
オーナーシェフ、アラン・ロルカ氏の手になるコースを堪能。

同じく12月某日
(またまた同着で、チャンピオン2軒)
イノダコーヒ本店(京都・堺町通)・・・軽食・喫茶
コーヒーが苦手の方もぜひ訪れるべし。
地元にも根強いファンがいるが、観光客ならなおさらのこと。
ホテルの朝食よりも、この店の「京の朝食」を。

こうして振り返ってみると
2006年も悔いることなく、
「食べる歓び」にひたりきれた年だった。
去年は戌年で、とても犬は食べる気になれなかったが、
今年は亥年。大好きな猪肉には歓んでありつきたい。

          =おわり=

 
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2007年1月4日(木)

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