「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第264回
パスポートが切れていて (その1)

再来月は旅に出ようと思っている。
9月初旬から欧州3ヶ国を周るつもりだ。
空路パリ経由でその日のうちに
スロヴェニアの首都リュブリャーナに入り、
あとは陸路でイタリアのヴェネツィア、
フランスに入ってリヨンからディジョン、
最後は数日をパリで過ごして帰国する。

旅行社に提出する書類を埋めるため、
デスクのひきだしの奥に突っ込まれていた
パスポートを取り出すと
10年の期限がこの4月で切れていた。
ことは風雲急を告げるわけでもないが、
早めに手を打っておいたほうがよい。

翌日、戸籍謄本を取得するために
本籍地のある板橋の区役所まで出掛けていった。
その足で有楽町の交通会館に回って
パスポートの申請も済ませてしまう腹積もり。

板橋というと東京の北西のはずれ。
都民でもそちら方面になじみの薄い方には
かなりの遠隔地に感じられるが、
実際はそうでもないのである。

自宅最寄りのJR浅草橋から総武線で水道橋へ。
そこで都営三田線に乗り換えて板橋区役所前下車。
都電やバスは別として、区役所前という名の駅を
持つのは23区の中では板橋区だけという快挙。
快挙は大げさにしても、殊勲、あるいは敢闘、
それもダメなら、なんとか都営地下鉄を
区役所の真下に引きずりこんだ
その技能は認められてしかるべきではないのか!
なんか、興奮してきたぞ!

とにかく出掛けていったことでした。
こういう場合、謄本を取ってそのまま有楽町に
引き返すようなマネをしないのが、J.C。
転んでタダで起きるような愚行は金輪際、
犯すつもりがないのである。

区役所帰りにどこでランチを食べよう。
興味はこの一転に絞り込まれた。
そこで選んだのは中山道沿いのとんかつ「五つ屋」。
ちょうど板橋区役所前と新板橋の中間点にある。
都立高校の学校群制度がなければ
入学するはずだった北園高校のすぐそばだ。

群馬産のもち豚を使用し、
コロモはサクッと中身はジューシーに
揚げ切るのが自慢のとんかつらしい。

平日の昼限定のウイークデイ・ランチは
ヒレカツ・ロースカツ・チキンカツ・
ミックスA(海老フライ2本とヒレカツ)・
ミックスB(海老&帆立フライと蟹クリームコロッケ)・
カツカレー、以上のラインナップであった。
迷ったのは3種類のカツから選択できる
カツカレーと、オーソドックスなロースカツ。
さて、どちらにしようかな・・・。

           =つづく=

 
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2007年7月5日(木)

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