「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第289回
友里征耶と真っ向勝負!(その1)

仇敵・友里征耶との共著「グルメバトル」でも
明らかになったことだが
お互いの評価や意見の異なるレストランは数多い。
ザッと上げてみると

■ J.C.・・○ 友里・・×
   高勢(鮨)・・浅草
   與兵衛(鮨)・・西大島
   銀蕎麦國定(そば)・・銀座
   畑中(天ぷら)・・麻布十番
   野田岩(うなぎ)・・東麻布
   尾花(うなぎ)・・南千住
   四つ葉(すっぽん)・・荻窪
   呑喜(おでん)・・東大前
   すぎ田(とんかつ)・・蔵前
   シンスケ(酒亭)・・湯島
   Wakiya一笑茶楼(中華)・・赤坂
   桃花林(中華)・・虎ノ門
   プティ・ポワン(フレンチ)・・広尾
   ピアット・スズキ(イタリアン)・・麻布十番
   キャンティ本店(イタリアン)・・飯倉片町
   サンパウ(スパニッシュ)・・日本橋
      
■ J.C.・・× 友里・・○
   鮨 水谷(鮨)・・銀座
   勝三(うなぎ)・・新宿御苑前
   こなから(おでん)・・湯島
   青山 えさき(和食)・・外苑前
   豚組(とんかつ)・・西麻布
   芝蘭(中華)・・銀座
   エノテーカ・ピンキオーリ(イタリアン)・・銀座
   オステリア・ナカムラ(イタリアン)・・六本木
   フレーゴリ(イタリアン)・・恵比寿

こんなにあるのだ
殊に鮨に関しては2人の違いがもっとも鮮明。
かたや、六本木・西麻布の鮨屋中心に
食べ続けてきたのに比べて
こなた、銀座・浅草の鮨屋で修業したのだから
今流行の言葉で表現すると、真っ逆さまに真ギャク。
いつまでたっても意見の一致を見ることがない。

練馬は豊玉の名店「田吾作寿司」など
友里はハナからダメ出し。
その存在を完全に否定してしまっている。
彼によれば、酢めしが最大のネックらしいが、
銀座「鮨 水谷」の「塩分バカ高酢めし」が
気に入りとあっては何をか言わんやである。
概して友里は塩の使いすぎに寛容で
酢の打ちすぎには辛辣なのである。

とある日。
「グルメバトル」の編集でお世話になった方と
「それではみんなで検証に参りましょう」――
てなハナシになり、一夜ご一緒することとなった。
編集者と彼女の友人、友里とJ.C.の4人が集まった。

練馬区に出掛けてゆくのは久しぶりのこと。
それこそ「田吾作寿司」でもなければ
もっと訪れる機会が少なくなるほどに
縁もゆかりも希薄な城北の地と言えよう。

          =つづく=

 
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2007年8月9日(木)

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