「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第390
今年の月間チャンピオン 
  =ディナー篇= (その1)

今日から2日間は2007年の
月間チャンピオン=ディナー篇=。
名店・佳店が続々と登場します。

1月某日
ラ・グラップ(西麻布)・・・フレンチ
 シェフは「アンフォール」の
 メートルは「ビストロ・ド・バーブ」の出身。
 「アンフォール」ゆかりの店の定番とも言える
 ブーダン・ノワールでスタート。
 海胆とコンソメジュレを添えた人参のムースと
 ドンブ産うずらのローストが印象的。

2月某日
トリトーネ(浅草)・・・イタリアン
 大阪の同名店からクレームが付き、
 現在は「カリッスィマ」の名前で営業中。
 仔うさぎのコールドミート盛合わせが秀作。
 小やりいかのグリルに添えられた
 プンタレッレのサラダはまず日本で見掛けない。
 生食用のこの葉野菜は、冬のローマの風物詩。

3月某日
熊吉(代々木公園)・・・熊本料理
 渋谷にも支店のある熊本料理の店で
 特産の馬肉を心ゆくまで堪能。
 レバ刺しは焼肉店で食べる牛レバ刺しの
 はるか上をいって、忘れえぬ味。
 馬ホルモンの醤油煮込みも花マル。

4月某日
ロオジエ(銀座)・・・フレンチ
 美食三昧と言うより、もはや飽食にふけった。
 数々の銘酒とともに味わったのは
 かえるのフリット、虹鱒のロティ、
 平目のロティ、鳩のパイ包み焼き、
 仔羊のロティ、若鳥のロティなどなど。
 古代ローマの皇帝になったような気がした。

5月某日
石かわ(神楽坂)・・・和食
 先頃、発刊されたミシュラン東京で
 二つ星に輝いた和食店は、三つ星の実力あり。
 太刀魚とあん肝の蓮根はさみ揚げ、
 かつおづけのたたきと大いさきのたたき
 山形牛出汁しゃぶと丸茄子のあんかけ、
 桜海老ととうもろこしの炊き込みごはん、
 以上四品が出色の出来映え。

6月某日
田吾作寿司(豊玉)・・・鮨
 練馬の豊玉まで、遠路はるばる出掛けて行った。
 そば焼酎の草笛で、蒸しあわび・きす真子煮・
 小あじ一夜干し・真子がれい肝煮・北海縞海老・
 かつお糸造り&行者にんにくを楽しむ。
 生とり貝・するめいか粕漬けのにぎり、
 あん肝と奈良漬けのレタス巻きにも舌鼓。

明日は年後半をおとどけします。

        =つづく=

 
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2007年12月28日(金)

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