「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第555回
西瓜のカクテル ソルティーラビット
=男の手抜き料理シリーズ第4回=

久しぶりに男の手抜き料理シリーズいきます。
と言っても今回は食べものではなく、飲みもの。
それも盛夏にふさわしく
西瓜を使ったアルコール・ドリンクです。

今年は昨年に比べて西瓜の卸価格が
2割以上も高いようだ。
それでも家族4人で食べても500円ほどだから
桃や梨よりはずいぶん割安といえる。
このコラムでも一度ふれたが
J.C.は子どもの頃には
西瓜があまり好きではなかった。
あの青臭さが嫌だったのである。
好きな果物ベストスリーは
金=枇杷 銀=梨 銅=桃
もっとも枇杷は昔から高価だったため、
めったに口に入るものではなかった。

大人になって西瓜が好きになった理由は
自分でもよく判らない。
日本橋高島屋の地下に「レモン」なる
フルーツパーラーがあるのだが
(新宿高島屋にもあります)
ここで食べた西瓜の味が忘れられない。
西瓜のフレッシュジュースもおいしかった。
このとき西瓜のおいしさをあらためて実感した。

さて西瓜カクテルだ。
あまりポピュラーではないけれど、
西瓜のリキュールには
<キングストン ウォーターメロン>や
<すいかのお酒 小丸>なんてのが
洋の東西を問わずに存在する。
だが、ここでは入手しにくい酒は使わない。
用意するものは下記の通り。

ウォッカ適宜 西瓜適宜 アイス適宜
レモン少量 塩少量

(1)西瓜をプラスチックの大根おろし器でおろす。

(2)アイスの入った大き目のグラスにウォッカを注ぐ。

(3)おろした西瓜ジュースでグラスを満たしてステア。

(4)レモンスライスを1枚浮かべ、好みで塩を振る。

たったこれだけで美味なる夏の酒が生まれるのだ。
ウォッカはストリチナヤでもスミノフでも
ギルビーでも銘柄にこだわることはない。
安価な甲類の焼酎で代用してもよいくらいだ。
家族の食後の団欒に、子どもたちは西瓜をそのまま、
パパとママは西瓜のカクテルでおしゃれにキメる。

気になるネーミングだが
ヒョンなことからひらめいた。
当コラムを愛読してくれている大阪在住の
“らびちゃん”から残暑見舞いをいただいた。
彼女の珍しい愛称はうさぎの“ラビットちゃん”から
由来するものと想像していたが、ここでピンときた。
ウォッカとグレープフルーツと塩で作るのが
有名なソルティードッグ。
グレープフルーツが<犬>ならば、
西瓜が<うさぎ>で悪かろうハズがない。

かくしてソルティーラビットの名前が生まれる。
しかもうさぎの赤い眼は
西瓜のイメージにピッタリではないか。
われながらよい名前だと
一人、悦に入っている今日この頃です。
ありがとう、らびちゃん!

 
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2008年8月18日(月)

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