「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第575回
スポーツよもやま話(その1)

最近、スポーツネタがヤケに多くなってしまい、
「いったいどこが、食べる歓びなんだ!」
というご指摘を受けることたびたび。
それでも中には「もっとやれ!」という励ましが
あったりするものだから、物事にあまり固執せず、
勝手気ままに時勢に合わせた話題を
拾い上げてゆくことにする。
あまり脱線しないように心がけるつもりなので
スポーツに興味のない方、ごめんなさい。

今さらまた星野ジャパンでもないが、まず野球から。
海の向こうからイチローの声が飛び込んできた。
北京五輪の惨敗には失望していると。
WBCで日本を率いるのは王さんがふさわしいと。
イチローはこの言葉によって来年の3月に再び、
WBCに出場する意思があることを宣言している。

野村・張本両氏も王さんを推しているが
野村監督が直接会った折に、監督就任をすすめたら
「イヤだ!」と断られちゃったらしい。
胃ガンの手術以来、ずいぶん痩せてしまって
おまけにソフトバンクの不調も相まって
TVで見るたびにそのやつれた姿に
心が痛むのだが、願わくば、
前回の優勝監督に引き受けてもらいたい。

日本シリーズの優勝監督を
自動的に就任させるというアイデアは
悪くはなくともさしたる妙案でもない。
むしろ愚案だろう。
監督が決まるのが10月ではWBCまで
すでに半年を切っている。
世界の覇権を競う大切な大会の監督が
そんな付け焼刃ではあまりにも心もとない。
本来、もうとっくのとっくに
決まっていなければならないはずで
遅きに失するというのはまさにこのこと。
少なくとも1年前には決めてしかるべき。

ただ、キャンプの大事な時期の監督不在は
連覇のかかったチームに負担が大きく、
それが前年の優勝チームに課する
ハンディキャップと考えれば、
それもよしかもしれない。

大相撲である。大麻問題である。
若ノ鵬の解雇が裁判沙汰になろうとしている。
TVその他で若ノ鵬はよってたかってたたかれ、
今や四面楚歌となり、日本中を探しても
弁護士以外に味方は一人もいない。
スポーツの「ス」の字も知らない自称評論家たちが
立派なご意見を並べ立てて、悦に入ったりもしている。

結論から言おう。解雇は厳しすぎる。
無能だった理事長が理事にとどまっているのと
比較しても、あまりに無慈悲な裁断だと思う。
大麻は吸引したからといって
オリンピックのドーピングのように
記録が伸びるものではない。
ひとえに社会的影響の大きさを考慮しての
極刑だと思われるが、薬物を一括りにして
大麻をヘロインや覚醒剤やLSDと
一緒くたにしてはならない。

          =つづく=

 
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2008年9月15日(月)

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