「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第624回
さまよえる中国人(その1)
=れすとらん しったかぶり=
あの頃のニューヨークシリーズ(4)

昨日の未明に行われた
WC南アフリカ大会アジア地区最終予選の
日本VSカタールをライブでご覧になった方は
久しぶりに溜飲を下げられたことと思う。
試合開始直後の15分間は
フラストレーションがたまるイヤな滑り出しだったが
まさか、あのような展開になるとは思ってもみなかった。
日本の蹴球史において、まれにみるうれしい誤算である。

サッカーというスポーツは実に面白い。
日本と引き分けたウズベキスタンを
コテンパンにやっつけたカタールが
日本にはケチョンケチョンにやられる。
日本と互角、あるいはやや分がありそうな
首位を突っ走るオーストラリアが
終了間際にバタバタしたとはいえ、
終始、日本が楽勝ペースだったバーレンには
押しに押された末、ロスタイムのゴールで辛勝。

Aより強いBが、Aより弱いCよりも
必ず強いと言い切れないところがサッカーの面白さだ。
バスケットやバレーボール、
テニスやバドミントンではとてもこうはいかない。
この手のスポーツで
番狂わせはそうそう起こるものではない。

話はここで打って変わって、「下町を食べる会」。
おかげさまでこのたび開かれた第1回が
西浅草の「すし468」で、四夜に渡って開催され、
好評のうちに、とどこおりなく終了した。
幸か不幸か、主催者のJ.C.は
11月12、13、17、18日と
1週間の間に4回も訪れることになり、
「もうしばらく上方寿司は見たくもない」と
食傷するかと思いきや、実際はそんなこともなく、
連夜に渡っておいしくいただいた次第であります。

そのときの様子は後日また紹介するとして
参加していただいた35名の方々とは親交を深め、
有意義な時間を共有することができました。
ここにあらためて感謝いたします。

思い起こせば1994年の6月。
ニューヨーク在住時代にも
「読売アメリカ」にコラムを持っていた縁で
「読売グルメ倶楽部」を発足させたのだった。
そこで今日から2日間は久々に
「あの頃のニューヨークシリーズ」である。
題して「さまよえる中国人」。

ちょうどその時期に当地で観たオペラが
ワーグナーの「さまよえるオランダ人」だった。
大作の「ニーベルングの指輪」はもとより、
「ニュルンベルグのマイスタージンガー」などと
比べてもずっと楽しみやすいオペラだった。

オペラとは何の繋がりもないのだが
世界各地を放浪した体験から言うと、
有史以来、世界中をさまよったのは
誰を差し置いても中国人という思いが強い。
と、ここまできて紙面がなくなった。
月曜日にあらためてニューヨークシリーズの
「れすとらん しったかぶり」をお届けしたい。

           =つづく=

 
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2008年11月21日(金)

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