「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第650回
2008年の月間チャンピオン
 =ランチ篇=(その2)

今年の月間チャンピオン=ランチ篇=の
前半は、そば・弁当・インド・洋食・天ぷら・
フレンチとうまくジャンルがバラケた。
さて、後半はどうなりますか・・・。

7月某日
天竜(深川・清澄)・・・和食
 鮎飯せいろセット(1200円)がうれしい誤算。
 てっきり鮎入り炊き込みごはんと日本そばの
 セットと思いきや、鮎の入ったせいろ飯であった。
 天竜川をさかのぼる若鮎に舌鼓を打って
 至福のひとときを過ごさせていただいた。

8月某日
幸貴(浅草橋)・・・ラーメン
 何の変哲もないごくオーソドックスな中華そばは
 食べつければ食べつけるほど、その魅力を増す。
 ノビにくい中華麺はイタリアのパスタのようなコシ。
 化学調味料を排したつゆともども
 どんぶりの中に小宇宙を閉じ込める
 わが町・浅草橋ではもっとも好きな店の1軒。

9月某日
赤坂砂場(赤坂)・・・そば
 本家の「室町砂場」へは数え切れないくらいに
 おジャマしているが、支店のこちらには
 なかなか行く機会に恵まれない。
 天もりと花巻きで2000円を軽く超えても
 一品だけではお腹が納得してくれない。
 ある意味、真っ当な日本そば屋は
 鮨屋よりも高くつくが美味いから許しちゃう。

10月某日
鮨よしだ(浅草)・・・鮨
 香港の雑誌の取材を受けながら記者と
 カメラマンとの3人で食事(607回参照)。
 J.C.は昼日中からビールを飲ませていただいた。
 ほぼ夜と一緒の料理内容に
 ついついグラスを重ねてしまった。

11月某日
天ぷら中山(人形町)・・・天ぷら
 気取りのない家庭的な天ぷらが好き。
 刺身と天ぷらがセットになる日替わり定食が白眉。
 今年前半の諸物価高騰のあおりを食って
 1050円に値上げされたがCPの高さは抜群。
 殊に本わさを添えた刺身の品質のよさに驚く。

12月某日
自宅(浅草橋)・・・非営業店
 この日は夕方まで家を出ること能わず、
 自宅で自炊と相成った。
 食材は前日に買い揃えてある。
 その日のメニューはかくの如し。
 かき酢・かき柱わさび・鶏レバーの時雨煮・
 鶏ハツのウスターソース&ケチャップ煮・
 セルバチコとクレソンのサラダ・
 かきとクレソンと長ねぎの味噌汁・
 ごはん1膳・冷やしジュアール茶2杯半

 12月のランチは不作というか、
 われながら美味しくできたのである。
 かきの貝柱は火を通すと硬くなるし、
 酢で〆てもやや硬くなるから生がよい。
 鶏レバーと鶏ハツは味付けを変えたところがミソ。

という結果となりました。
12月は文字通り手前ミソで失礼しました。
年間グランドチャンピオンは「鮨よしだ」
次点は「ブラッスリー ポワソン・ルージュ」
明日からの=ディナー篇=をお楽しみに。
     
          =つづく=

 
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2008年12月29日(月)

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