「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第651回
2008年の月間チャンピオン
 =ディナー篇=(その1)

今日から二日間は月間チャンピオンの
=ディナー篇=です。

1月某日
煉瓦亭本店(銀座)・・・洋食
 前年10月に売切れで食べ損ねたかきフライを
 食べるために正月早々繰り出した。
 やはりこの店と「レバンテ」のかきフライが双璧だ。
 付け合せのポテトサラダの美味さにも感服。
 コールスロー風のキャベツがまたよい。
 さすがに千切りキャベツ発祥の店だけのことはある。

同じく1月某日
ひら井(本所吾妻橋)・・・どぜう
 この月は同着でチャンピオンが2軒となった。
 酒盗おろし・かき天ぷら・玉子焼き・いわし三杯酢で
 上撰菊正の上燗を3本も空けてしまった。
 殊にいわしがすばらしかった。
 お目当てのどぜう鍋もマルとヌキの両方味わい、
 春の宵を満喫いたした。

2月某日
レバンテ(有楽町)・・・かき
 「煉瓦亭」のかきフライを食べておいて
 この店のかきフライをうっちゃっておくのは
 かきを愛するJ.C.の名折れとなる。
 生ビールでかきフライをやってから
 シャブリで生がきをいただいた。
 いつもはかきピラフで締めるのだが
 どういうわけかこの夜は帆立ピラフに浮気した。

3月某日
和幸(目白)・・・和食
 「ミシュラン東京」の二つ星。
 なぜかその夜はわれわれ二人だけの貸切り状態。
 そのせいで料理人の神経が
 すべてわれわれの料理に集中したわけでもあるまいが
 敬服に値する皿が次々に運ばれた。
 当コラムでリポートしようと思ったのだが
 なぜかもらしてしまい、遅ればせながらし近々紹介したい。

4月某日
山海(橋場)・・・和食
 山谷に近い橋場きっての名店。
 多士済々の刺身盛合わせで
 宮崎の芋焼酎・無月をしこたま飲んだ。
 あとは、鯨立田揚げ・和風コロッケ・
 ソフトシェルクラブ唐揚げと揚げ物三昧。

5月某日
百亀楼(上中里)・・・中華
 この月は、浅草「弁天山美家古」・浜田山「しむら」・
 麻布十番「かどわき」・銀座「おでんの田中」・
 釧路「ラーメン大将」と候補店が目白押し。
 それでもあえてこの店の安さとボリュームに
 敬意を表することにした。
 野菜うま煮・朝鮮焼き・ラーメン、みんなよし。

6月某日
半分居(銀座)・・・フレンチ
 5月の反動か、6月のディナーには恵まれなかった。
 何とか救ってくれたのがこの店。
 厚岸産のかすべ(エイ)のムニエルや
 川俣しゃもの骨付きローストで
 ブルゴーニュの赤ワインを楽しんだ。

明日は2008年後半、
そして年間グランドチャンプの発表です。

            =つづく=

 
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2008年12月30日(火)

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