「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第681回
相撲協会 再び大失態(1)

ここのところまた、
やけに大麻事件が世間を騒がせている。
大学生の密売人が横行するかと思えば、
火事の焼け跡から栽培鉢が大量に
発見されたりもして
何だか日本全国津々浦々、
一億総大麻の様相を呈している、
と言ったら言い過ぎか。

そして、やっとほとぼりが冷めたと思ったら、
またヤッちゃったのがお相撲さん。
若麒麟は十両力士だから立派な関取だ。
ヤバいと知りつつ、抜け出せなかったんだね。
悪いこととは判っちゃいるけど、
どうしても止められなかったんだね。

誘惑に負けてしまうというか、
一種の病気というか、
傍で見ていても
自分で自分に打ち勝つことの難しさを
つくづく思い知らされる。

電車の中での痴漢、メールでの誹謗中傷、
スーパーでの万引き、
それぞれに性的欲求を満たしたり、
自分の不満や不幸を他人に転嫁したり、
生理的欲求のはけ口にしたりするわけだ。
最近とみに増えているといわれる万引きだけは
生活苦がその一因とも伝え聞く。
たとえそうだとしても本人の気持ちから
罪の意識が消え去ることはあるまい。

罪の意識自体はもっとも希薄だろうが、
男女の不倫なんかもその部類に入るかもしれない。
イケナいことと知りつつも、ついついというのが
当事者の素直な気持ちではあるまいか。
不倫は文化だなんて公言した役者さんもいたけれど・・・。
大麻も不倫も精神的かつ肉体的な快楽を伴うから
一度やったら余計に断ち切れなくなるものである。
とにもかくにも覚醒剤にまで手を染める人間が
跡を絶たないのでは大麻も推して知るべしだ。

さて、その若麒麟事件だが
本人による養老金(退職金)の受け取り辞退で
一応、幕が引かれた。
これについて武蔵川理事長が
「当たり前だ」とコメントしている。

あんかけの時次郎じゃあるまいし、
バッカじゃなかろか。
それが当然だと思うのであれば、
理事会でそのように取り決めればよいではないか。
規定が壁となるのなら、最低限の仕事として
本人に辞退するように勧告すればよい。
「当たり前だ」というコメントは
理事会では当たり前のことを
決められなかったと白状しているのと同じ。
その愚かさに、はたして気づいているのかなァ。
おそらく気づいちゃいないだろうね。
いつものことだが、はなはだ心配な相撲協会である。

           =つづく=

 
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2009年2月11日(水)

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