「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第684回
サッカー観るときゃ 外食禁止

先週水曜の豪州戦はずいぶんと
ストレスのたまる試合ではありましたな。
バーを越え、ポストをそれてしまえば、
なんぼ弾丸シュートいうたかて
届かぬパットと一緒で絶対に入りまへんさかい――。

この日は建国記念日のお休みにつき、
朝から友人のIア邸で麻雀。
面子は彼女の旦那さんのKちゃんと
彼女のお姉さんの旦那さんのF元さん、
それにワイン会仲間のF田クンであった。
朝の11時に集合して延々8時間、
缶ビールを8缶ほど飲んだかしら、
サッカーの始まる頃にはすっかり出来上がり、
宴会をかねてのサッカー観戦と相成ったため、
まともに観ていられなかった。

そこでその一週間前のフィンランド戦。
こちらは自宅のTVの前に陣取って
じっくりと観戦したのだった。
試合の重要度からすれば、まったく逆である。
豪州戦をホームで終えた今となっては
シミュレーション云々を語っても意味がない。
ただ結果からいえば、フィンランドの二軍を
呼んだこと自体に意味がない。
賢いセッティングではなかったということだ。
しかも3年前と同カードでは新鮮味も薄い。
サッカー協会はつまらん組合わせを選んだものだ。

当日、わが家のTVの前の食卓に並んだものは
まず飲みものが工場より3日以内に発送された
アサヒスーパードライのレギュラー缶。
これは懇意にしているN戸夫妻が
浅草で調達したものを届けてくれた。
それに玉露焼酎・香摘みのボトルとアイス。

食べものは京都から届いた厚揚げ。
これにはおろし生姜ときざみねぎを添えた。
近所の精肉店で揚げてもらった鳥ササミのフライ。
付け合せはポテトサラダと千切りキャベツ。
ニベ(グチ)の真子の煮付け。
イシモチの親方みたいなサカナの玉子は
かなりのサイズであった。
これは日本橋三越の鮮魚売り場で見つけた。
そしてメインがその鮮魚売り場で
買い求めたにぎり鮨である。
堀留町と名付けられた鮨は
確か2100円だったと思う。

特製わさびヌキにぎり鮨
photo by J.C.Okazawa

わさび抜きでにぎってもらったものである。
プラスチックの蓋を開けてみる。

トリオの中とろが主役を張る
photo by J.C.Okazawa

左下から順に、本まぐろ中とろ3カン・
ずわい蟹・いくら・玉子。
上段左から、平目・海老・いか・かんぱち・あわび。
海老は車海老でもぼたん海老でもないが
身肉のとろみから北の冷たい海で育ったものだろう。
いかは廉価なするめいか。
あわびは生だが明らかにニセモノ。
おそらく南米産のロコ貝だろう。
入れ忘れたか、漬け生姜がないのは残念。

冷蔵庫で飼っている本わさびを
鮫皮のおろし板でねっとりとすりおろし、
スカートめくりならぬ、
ネタをめくってたっぷりと注入し、そして食べた。
主役のまぐろは薄くなく厚くなくほどよい。
ほかでは平目がよかったかな。
お腹がパンパンになったところで
タイムアップのホイスッルが鳴りました。

 
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2009年2月16日(月)

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