「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第710回
WBCいよいよ本日 決勝戦

韓国―ベネズエラ戦ほどに一方的ではなかったが
日本―アメリカ戦もほぼワンサイドゲームに終わった。
8回の守りでは馬原が打ち込まれて
ずいぶんヒヤヒヤさせられたが、
あのシーンとて日本人だからこそハラハラしただけで
当該国以外の観客の目には
大したピンチには映らなかったことだろう。

4点を取られはしたものの、
投手陣は好投の部類に入るのではないか。
松坂の4回2/3で2失点には合格点をつけられる。
杉内も風に救われながら、ほぼ完璧なリリーフ。
マーくんの心臓には毛が生えているね。

馬原が乱調気味だった。
2球とも同じようなフォークの落ちそこないを
同じように引っ張られて三塁線を破られた。
それよりも間にはさんだフォアボールが最大の反省点。
松坂の1点もフォアボールからだったし・・・。
それにしても馬原はそのあとの1アウト3塁を
よくしのいだものだと思う。
決まらなかったフォークがあのピンチから
急にスットンストトンと決まり始めるのだから
野球は面白いというか、ピッチャーの指先に神秘を感じる。
もっともあの場面が1点差だったら
原&山田コンビはこらえ切れずにピッチャー交代だ。
そうなるとまた違った展開になったかもしれない
ダルビッシュの9回のマウンドはまさにうってつけ。
よい試運転になったと思う。

ピッチャーは計算できるのであとは打線だ。
攻撃面では牽引役の青木の代役を
川アが立派に果たしてくれたのが何よりの収穫。
川アは同時に守備面でも
村田の跡目をしっかりと継いだことになる。
大した野球小僧ですな、あの選手は。

ちょいと心配なのは福留だろうか。
本人も不調を相当気にしているようで
HかEか、1塁塁上でしきりにボードを気にしていた。
イチローも最後の1本で救われたのではないかしら。
何はともあれ、まずはめでたしである。

本日はダルビッシュ&岩隈の二本柱で大丈夫。
J.C.的には立ち上がりに
安定感のある岩隈を持ってきたい。
今の彼から2点以上取るのは至難の業だろう。
あれだけバットに当てられて
あれだけ被本塁打の少ない投手は前代未聞だ。
殊に韓国はベネズエラ戦の大勝で
振りが粗くなっているしね。
(と思いたいが、そんなに甘い相手じゃないわな)。

もちろんダルの先発でも心配ない。
二度同じ轍は踏まないだろうし、
昨日のならし運転も活きてくるはずだ。
いずれにしろ日韓5度目の対決は予想通り。
今回のWBCは5回戦制ワールドシリーズを
日韓で争っているようなものだ。
正直言って今回は2チームの実力が他を圧倒している。
とにもかくにも本日の昼は仕事にならないな。

予断ながら昨日のゲームのバックネット裏に
伊良部クラゲの姿を発見してビックリ。
名付け親の大沢親分もさぞや目を剥いていることだろう。

 
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2009年3月24日(火)

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