「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第766回
勝つには勝ったが岡田ジャパン(その1)

日本―ウズベキスタン戦に備えて
6日の土曜日は晩酌を控えめにして臨んだ。
ぐずついた天気に翻弄された先週は
散歩の絶対量が足りない。
幸い、当日の午後には雨も上がり、
本郷を皮切りに下町を目指して歩き始めた。

湯島―秋葉原―神田―日本橋―八丁堀―新富町―佃

やって来たのは、もんじゃの町・月島。
もつ煮込みの名店「げんき」が目当てだ。
その模様は後日また紹介するとして
飲酒もほどほどに20時前には帰宅した。

さてさて、試合開始のホイッスルが鳴る。
浅い時間に1点取れて、楽勝ムードが漂う中、
ゲゲゲの鬼太郎こと、遠藤のFKがポストに嫌われ、
詰めていた大久保のゴールはオフサイドの判定。
このあたりから日本チームの歯車がずれ始める。

ここでTV朝日には苦言を呈したい。
オフサイド直後のウズベキスタンの逆襲と
すぐそのあとの日本のカウンターアタックが
ともにオフサイド・シーンのリプレイのため、
視聴者はとうとう観ることができなかった。
どちらもCKにつながったくらいだから
重要な場面であったことは間違いない。
テレ朝にイエローカード1枚!

リプレイはもうちょいボールが
落ち着いてからでもけっして遅くはない。
観ている方としてはそれがずっと気になって
しばらくはゲームに集中することができなかった。

それにしても意想外の苦戦であった。
ついこの間、ボクサーの内藤大助が
かろうじてタイトルを防衛したあと、
「しょっぱい試合をしちゃって・・・」と
詫びていたが、この日の岡田ジャパンも
ずいぶんしょっぱい試合をしてくれた。
近年まれに見るほどのしょっぱさだった。

芝の深いピッチ、レフリーのアンフェアな笛、
悪いことが重なったけれど、
この程度の逆境は苦もなく克服してもらいたい。
確かにウズベクの戦略通りにピッチの芝は伸び放題。
ありゃフェアウェイじゃなくてラフだね。
おかげで地を這うようなパスは完全に封印された。

おまけに人の好いジャパンは
ウズベクにつき合ってしまい、
センターサークル付近で
浮き球が行ったり来たりの繰り返し。
まるでビーチバレーを観ている思いだった。

とにもかくにもあの調子では
本大会のベスト4どころか
予選リーグ突破もおぼつかない。
何せジャパンは日韓大会以外では
いまだ未勝利なんですからね。


  =つづく=

 
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2009年6月10日(水)

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