「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第768回
またサッカーで ごめんなさい(その1)

W杯の本戦出場が決まったので
サッカーネタを2日間に渡り、お届けした。
昨日のコラムの冒頭では
昨日限りの打ち止めをお伝えした。
ところがやっぱり駄目なんですねェ。
観てしまうと、どうしても何か言いたくなってしまう。
したがって読者諸兄にはあらためて
もう一日の忍耐をお願いいたします。

会食の予定が入っていた10日夜。
ライヴでは観ることができなかった
日本VSカタールは帰宅してから録画で見た。
先発メンバーはほぼ予想通りだ。
ウズベク戦よりも、もっと早く、
幸運なオウンゴールで先取点をゲットしたジャパン。
確かに右サイドを崩しての速攻は迫力があったし、
内田の切れ込みは鋭く、クロスも素早いものだった。

この時点でまたまた楽勝が予想されたのである。
でも結局は薬局で、終わってみれば先週末の二の舞だ。
2点目は遠かったというより、ついに訪れなかった。
結果はPK(ちょいと厳しい判定)を取られて
1−1の引き分けに終わる。

オウンゴールとPKの1点ずつでは
ずいぶんとしまらないゲームだったように思えるが
ウズベク戦と違ってプレイの水準はずっと高い。
その最大の要因が
整備されたピッチにあることは言うまでもない。

一番気になったのはDFの要にして主将の中沢。
心身ともに疲れきっていたのだろう。
本戦出場を決めたことによる気の緩みも加わって
闘莉王のお株を奪うポカの連発。
彼のサッカーライフの中では非常に珍しいことだ。

本音を言わせてもらうと、
松井と本田をフル出場で見てみたかった。
松井はいいねェ、いいですねェ。
プレイにイマジネーションがあるもの。
観客を魅了する選手にとって
必要不可欠なファクターがイマジネーション。
ファンタジスタ・俊輔とはまた違う、
知的センスを大いに感じることができた。

敵のペナルティ・エリアに
ドリブル勝負で攻め込む彼の背中に
男のロマンを見たのははたしてJ.C.だけだったろうか。

そうかと思えば、心遣いや気配りもキメ細かい。
ゲームの終盤、ピッチにボールが二つ入ってしまったとき、
あいつは誰だったかな、
ジャマなボールのそばにいた日本選手が
ボケッとしているところへやって来て
ボールを外に蹴りだしたのも松井であった。

ああ、何だか今日もこれで終わりそうにない。
みなっさ〜ん(ドン・ガバチョ風)!!
もう一日だけ、月曜もつき合って!

            =つづく=

 
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2009年6月12日(金)

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