「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第790回
焼肉の季節って夏?(その2)

都内ではかなり人気の「鶯谷園」にて
多彩なキムチのあとにレバ刺しをやっつけたところ。
他のメンバーは生とあぶりで両方を楽しんでいる。
実はこの「鶯谷園」、
昨年の「庶ミンシュラン」で一つ星を捧げたものの、
今年の「庶ミンシュランA」では無印に降格の憂き目。

直近の再調査では
食べ歩き仲間のN戸夫妻と訪れたが
どうも肉質がオチた気がした。
2階に通されて普段から雑な接客に拍車が掛かり、
星を失う羽目に陥ったのだった。
N戸夫妻行きつけの焼肉店は白金の「金竜山」。
格や値段の違いを考慮しても
三人揃って首を傾げたのである。

口直しといっては「鶯谷園」に失礼ながら
その夜は腹五分目で切り上げ、
白山上の「八巻」に向かったのだった。
焼肉から焼き鳥へのハシゴとは
われわれもよくやるヨ、ジッサイ。
そんなことで今回は汚名挽回を期待していた。

さて、いよいよ諸氏待望の焼肉である。
トップバッターは特上ヒレ。
これはシンプルにレアで焼き、にんにくとともに。
ハラミだけは並を2皿お願いする。
そうしておいて特上ロースに特上ランプだ。
あれやこれやと注文しすぎ、
何が何だかよく判らなくなってきた。
百聞は一見にしかず。
上タン塩・上ミノ・特上カルビのスリーショットを
お目に掛けようではないか。

薄くスライスされた上タン塩
photo by J.C.Okazawa


味噌ダレをもみこんだ上ミノ
photo by J.C.Okazawa


サシの入った特上カルビ
photo by J.C.Okazawa

このクラスはそれぞれに個性を発揮して
食べ手を歓ばせるほどの肉質を感じさせる。
でも「金竜山」と比べちゃうとなァ・・・。
まだ言ってるよ。

タレは必要ないくらいだが
一般的なもののほかに2種類あって
おろしダレは使用可能で
化調がヒドい梅風味は使用不可能だ。

定番以外も試そうという声が上がり、
豚トロ塩・コリコリ焼き(大動脈)・スジタンを追加。
豚トロは目先が変わって意外にオススメ。
大動脈は俗にいうハツモトだが
相当にコリコリで歯の丈夫な人でないと難渋必至。
いろいろ食べた結果、安いハラミが一番かも――。

仕上げもまたスゴかった。
冷麺・テグタン・石焼きビビンパの三連発。
まさに食いも食ったりである。
安いキャンティを2本取ったりもして
気になるお勘定は6人様で
総額3万と2千5百円なり〜っ!


【本日の店舗紹介】
「鶯谷園」
 東京都台東区根岸1-5-15
 03-3874-8717

 
←前回記事へ

2009年7月14日(火

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ