「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第795回
孫はやさしい子か?

誰が言い出しっぺか存ぜぬが
「まごわやさしい」という標語をご存知だろうか。
好奇心の赴くままに調べてみたら
医学博士の吉村裕之先生が
提唱したということが判明した。
冒頭に「ま・ご・わ・や・さ・し・い」の
7文字を冠する食品の摂取を心がけると
身体にとてもいいのだそうだ。
以下、ご覧いただきたい。

ま・・・豆
ご・・・ごま
わ・・・わかめ(海藻)
や・・・野菜
さ・・・さかな(魚介)
し・・・しいたけ(きのこ)
い・・・いも

指摘されてみると、いかにも身体によさそうだ。
ここでJ.C.、考えてみた。
真夏の一夜の食卓にそのすべてを
組み込むことは可能だろうか。
それも手っ取り早く、料理の数を2品に制限して――。

これがなかなかに難しい。
冬場なら鱈ちりか鮟鱇鍋でバッチリだが
真夏に鍋もないだろう。
しばし沈思黙考。
そして思いついたのが以下の2品である。

■絹かつぎと枝豆の黒胡麻ソース
 (芋・豆・胡麻)

■旬の魚介の冷やしちり
 穴子・はまぐり・豆腐・白滝・しいたけ・
 わかめ・ニラ

 (さかな・・豆・こんにゃく・しいたけ・
  わかめ・野菜)

 
冷やしちりは、いったん鍋で炊いたものを
冷やしてからポン酢で味わう。
穴子は鱧やコチ、またはアイナメ・皮はぎあたりでもよい。
夏には鍋用の葉野菜が枯渇してしまうが
起死回生のニラの存在が大きい。

ここで思ったのは博士の提唱する
「まごわやさしい」に「こ」と「か」を加えて
「まごわやさしいこか?」に拡大すること。

こ・・・こんにゃく
か・・・貝

これでより完璧なものに仕上がると思うのだが
いかがなものだろう。

上記の冷やしちりなら、はまぐりと白滝のおかげで
「孫はやさしい子か?」がすべてクリアされる。
とにもかくにも真夏を乗り切れば、
やって来るのは食欲の秋。
そんな時期にこそ、健康的な食生活を心がけたい。

 
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2009年7月21日(火

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