「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第862回
世にも不思議な偶然が続発

先週末の日本オープンゴルフ選手権の優勝者、
小田龍一が8番Hで放ったティーショットが
星の数ほどあるギャラリーの一人に過ぎない
奥さんをヒットしてフェアウェイに戻ってきた。
偶然中の偶然には腰が抜けるほどブッタマげたが
もう一つ、とんでもない偶然を報らされた。
今日はそのお話を一席。

当コラムでも紹介した10月10日の
第四回「下町を食べる会」の閉会後、
ほぼ全員が近所の「大将」に流れた。
地元の人々に愛されている居酒屋である。
「鳥昭」でさんざっぱら食べ、
なおかつ飲んできたので
つまみものはもうほとんど腹に入らない。
それでもビールだけは不思議とスイスイ、
喉を通ってゆくのだから不思議なものだ。

夜が更けて二次会もお開き。
ここで初参加ながら神保町「やまじょう」では
たびたび顔を合わせることのある金融マン、
A井サンが一言。
「オカザワさん、もう1軒行きましょうよ。
 『B』なんかどうです?」
「B」というのは田原町のスナックというか、
バー・ラウンジというか、まぁ、そんな店である。

タクシーに乗り込んだのはわれわれ2名のほかに
マニラから毎回駆けつけてくれるH澤サンと
地元浅草の愛妻家、Y田サンの計4人。
Y子ママの作ってくれる芋焼酎のロックを飲みながら
三次会はカラオケ大会の様相を帯びてきた。

ひとしきりして腕の時計を見ると、すでに2時半ではないか。
そろそろ打ち上げねばとここでノドが自慢のH澤サンに
クールファイブ・ファンのJ.C.がリクエストしたのは
「噂の女」・「東京砂漠」・「そして神戸」の3連発だ。
遠来のH澤サンは前川清よろしく、
3曲続けて声高らかに歌い上げ、
「下町を歌う会」は大団円を迎えたのでした。

その翌日の日曜日。
友人のお嬢さんの結婚披露宴に出席していた
H澤サンよりこんなメールが舞い込んだ。

偶然にしても怖いのですが、
今日知り合いの結婚式で隣の席が前川清さん!
結婚式で彼が歌った歌が、東京砂漠とそして神戸!
昨晩の事を思い出して、恥ずかしいやら嬉しいやら。
彼も馬主で競馬が大好きです。
またカラオケも行きたいですね。
H澤

こんなことってあるモンだろうか!
びっくりしたなァ、もォ!

2曲ともけして披露宴にふさわしい曲とはいえないが
花嫁のたっての願いだったそうだ。
でも、さすがに「噂の女」だけは歌えませんやね。
さぞや新郎側親族の方々も驚いたことだろう。

 
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2009年10月22日(木)

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