「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第910回
2009年の月間チャンピオン=ディナー篇=(その1)

今日は今年前半の月間チャンピオン・ディナー篇です。

1月某日
徳多和良(北千住)・・・立ち食い割烹
 ポーションは極めて小さいけれど、
 良質な割烹料理が安価で楽しめる。
 はたのかぶと蒸し(800円)には恐れ入りました。
 本鱒の翁焼き(315円)もおいしゅうございました。
 ただし、あまり間を空けずに再訪した夜は
 ハッキリ言って残念無念。
 このムラが今後の課題でしょう。

2月某日
やまじょう(神保町)・・・おばんざい
 その夜はビールのあとで
 菊正上撰の上燗を2合ほどやった。
 上燗というのは熱燗とぬる燗の中間である。
 油揚げとかき菜の煮びたし、
 やりいかと大根の煮付けがはなはだけっこう。

3月某日
チェント・ルーチ(三軒茶屋)・・・イタリアン
 赤ワインはグリニョリーノ・ダスティ‘04年。
 定番の有機野菜、“旬の一皿”は例によって
 多士済々の“土の幸”を多種多彩な調理法で楽しませる。
 サルシッチャを包み込んだラヴィオリの
 ゴルゴンゾーラソースが美味。
 豚肉のバラと肩ロースのコンビーフ風カツレツも卓抜。

同じく3月某日
都寿司(東日本橋)・・・鮨
 当夜よかったのは主につまみ類。
 あん肝煮付け・太刀魚塩焼き・たら白子茶碗蒸しが
 ベストスリーであった。
 そのぶんにぎりの印象が薄くなったものの、
 真鯛松皮造り・春子昆布〆・あぶり金目・
 大星軍艦あたりはみなハイレベル。

4月某日
ニュー王将(浅草)・・・洋食
 この店のカウンターで店主夫妻を前に寛ぐと
 一日の疲れがほぐされてゆく。
 まずは肉屋風ポテトフライと赤ウインナーでビール。
 その後、肉汁あふれるメンチカツ、
 砂糖と醤油をバッチリ利かせた葱入り玉子焼きで
 芋焼酎・縁のロックを何杯重ねたことか。

5月某日
Lee Cook(白山)・・・焼肉
 5人で出掛けてありとあらゆるものを飽食した。
 生モノではレバ刺しとユッケ、
 焼肉はタン・ロース・カルビ・ハラミに
 各種ホルモンと地鶏にまで及んだ。
 豚足・チヂミ・各種キムチ・冷麺・
 ビビンパ・ボクンパと食べに食べ、
 韓流どぶろくのマッコリを飲むことしたたか。
   
6月某日
ブラッスリー・ポワソン・ルージュ(大井町)・・・フレンチ
 一般的なブルゴーニュの赤ワインで
 クラシカルな料理ばかりを注文。
 ニース風サラダ・ブルゴーニュ風エスカルゴ・
 鴨もも肉のコンフィ・和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、
 時代遅れの美味を満喫して大満足。

明日は今年後半のディナーの月間チャンピオンです。

           =つづく=

 
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2009年12月29日(火)

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