「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第947回
米国風洋食 イン 横浜

またまた行ってしまった横浜の野毛町。
以前は横浜を訪れると、
山下公園から元町・中華街方面の散策ばかりだった。
大桟橋から船出した懐かしい日々が思い出されて
自然に足が向いてしまうのだ。
ここ10年ほどはもっぱら野毛界隈で飲み食いしている。
前回はカレーやら餃子やら焼き鳥やら、
はてはよそでは見掛けぬ満洲焼きまで食べてきた。

今回おジャマしたのはレトロな空気流れる洋食屋。
耳慣れない米国風洋食を謳う店だ。
いったい米国風洋食とは何ぞや?
問われても、知らん、判らん、としか応えようがない。
でもなぜかこの「センターグリル」なるお店、
そう自称してはばからないのである。
メニューを開いてみる。

まずはグランドメニューから抜粋。
 サーモンバター焼き・・・・・800円
 帆立貝柱フライ・・・・・・・1150円
 チキンピカタ・・・・・・・・800円
 レバーベーコン・・・・・・・800円
 ポークチャップ・・・・・・・1150円
 タンシチュー・・・・・・・・1200円
 シーフードドリア・・・・・・1250円
 オムライス・・・・・・・・・650円

次に別掲のおすすめメニュー。
 特製オムライス・・・・・・・850円
 カツカレーライス・・・・・・900円
 レバーベーコン ライス付・・1050円
 浜ランチ・・・・・・・・・・1050円

浜ランチというのは
オムライス・チキンカツ・サラダの盛合わせ。
オムライスと特製オムライスの違いが
但し書きに明記されており、
前者は白飯、後者はケチャップチキンライスに
タップリの半熟玉子がかかっているとのこと。

ピカタやレバーベーコンがあったり、
ポークソテーではなくポークチャップという表記に
米国風のニュアンスがにじみ出ている。
あながち突拍子のない謳い文句ではないことが判った。

海老・かき・白身魚の盛合わせ、
シーフードミックスフライを注文した。
ライスが付いて1050円である。

付合わせはサラダ&ケチャスパ
photo by J.C.Okazawa

冷凍のホキだろうか、白身フライは魅力に欠けるが
細身3個付けのかきフライは上々の揚げ上がりだ。

お揃いのステンレス・プレートに盛られた
料理とライスが懐旧の念をくすぐる。
韓国料理店で金属製の茶碗(椀というのもヘンだが)に
盛られた白飯を同じ金属製の箸で食べるとなると
すっかり食欲を喪失してしまうが
金(かね)の皿が気にならないのは
やはり金のナイフ&フォークにシックリくるからだろうか。
いずれにしろ、これはこれで楽しめる米国風洋食だった。
洋光台支店の存在を知ったのは、つい最近のことである。


【本日の店舗紹介】
「センターグリル」
 神奈川県横浜市中区花咲町1-9
 045-241-7327

 
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2010年2月19日(金)

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