「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第1115回
ある晴れた土曜日に(その2)

アルゼンチン戦に引き続き、韓国戦もナイスゲーム?
いえ、いえ、さすがにそうは問屋が卸さなかった。
まっ、ザックJAPANについては
明日また詳しく述べるとして、昨日の続き。

満員のチンチン電車にしばしゆられて
下車したのは荒川一中前の停車場。
思い起こせば中学時代に
荒川一中サッカー部はわが上板一中の宿敵であった。
敵のキャプテンがライトウイングの通称・ゴリラ。
これはわれわれが勝手につけたあだ名であるが
レフトハーフだったJ.C.に課せられた使命は
ひたすらこのゴリラを止めることにつきた。
中学3年の夏の都大会では引き分け後の抽選負けを喫し、
みんなで丸坊主になったこともあったっけ・・・。
今は懐かしき良き想い出。

エニウェイ、荒川一中前から1つ先の終点・三ノ輪橋まで
線路と平行して延びているのがジョイフル三ノ輪商店街。
昭和が匂い立つアーケードは気に入りスポットながら
訪れるたびにさびれてゆくようで気がかりだ。
樋口一葉ゆかりの竜泉まで歩き、バスに乗って雷門へ。
目指すは川向こうのビヤカフェである。

最近、大川に架かる吾妻橋は人だかりが絶えない。
アサヒの○ンコビル&本社ビル、墨田区役所、
そしてスクスク伸びる主役のスカイツリーが居並んで
絶好のシャッターチャンスを提供しているからだ。
アサヒ直営の「23BANCHI CAFÉ」にて
エクストラコールド(極冷)の生を2杯飲み干す。
数年前から通常の“冷”のほかに
“極冷”も提供するようになった。
この瞬間のために当日は何も飲まずにいたんだモンね。

予定の17時より早めに西浅草の「すし468」へ。
昼過ぎに店を開けたら閉店までの通し営業がありがたい。
まだ暑さの残る時期にもかかわらず、名代の芋吸いを。

芋吸いはポテトのすり流し
photo by J.C.Okazawa

極冷ビールのあとに熱い吸いものでは
マイ・ストマックもさぞかし面食らっていることだろうが
昼を抜いているものだからそんなことより
胃のヤツは早いとこ固形物を送ってほしいに決まっている。

きす・するめいか・まぐろ赤身のお造りに続いて
やはりこれも名物の上方寿司を盛合せてもらった。

鯖・穴子の棒寿司&きす・海老・玉子の箱寿司
photo by J.C.Okazawa

東京では真っ当な上方寿司になかなか出会えない。
白山の名店「梅光」なんぞ、暖簾を下ろしたと思ったら
瓦葺きの建物まで跡形もなく消え去り、
今では駐車場になってしまった。

芋焼酎・三岳のロックをやりつつ、
お次はいちぢくの黒胡麻ソース。
必注の逸品は白胡麻ではだめで絶対に黒胡麻。
これだけはハッキリと“白黒”をつけておきたい。
締めにカマスの一夜干しをいただき、本日の打ち止め。

揚げ銀杏と酢橘を添えたカマス
photo by J.C.Okazawa

夜はまだ浅い。
最後の立ち寄り先はひさご通りの「今従(いましょう)」。
昭和24年開店の、人間なら還暦を超えたトリスバーである。
古いアルバムを開いた店主の昔話に耳を傾けながら
角瓶のハイボールをつい2回お替わりして
いよいよ酒のほうも本日の打ち止めと相成った。
ちょいと飲み過ぎじゃないかなァ。
翌朝はウコンを多めに飲みました。


【本日の店舗紹介】その1
「23 BANCHI CAFÉ」
 東京都墨田区吾妻橋1-23-36
 03-5608-3831

【本日の店舗紹介】その2
「すし468(ヨーロッパ)」
 東京都台東区西浅草3-23-14
 03-3843-6964

【本日の店舗紹介】その3
「今従(いましょう)」
 東京都台東区浅草2-22-10
 03-3841-6382

 
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2010年10月13日(水)

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